東京女子図鑑Vol4:上京したての月給23万OLが選ぶ「三軒茶屋」。都会の女の第一歩はここから始まる。
本日は、人気の街《三軒茶屋》です。Vol4からは、より具体的に、三軒茶屋にいる女性を主人公にそのリアリティに迫っていきます。
前回:東京女子図鑑 :表参道に生息する女子の実態・・・振り向けば"美女”がいる?!
私は、恵比寿に勤める23歳OLの綾。
生まれた街・秋田から、アパレル企業に就職したのをきっかけに越してきた街がここ「三軒茶屋」。「住みたい町」ランキングの上位に名を連ねる人気の街。手取り23万円で、駅から5分の家賃7万円の1K、築5年のマンションで一人暮らし。
駅前のエコー仲見世商店街や、すずらん通りなど、レトロな雰囲気はそのままに、新しいお店も次々と出てきて古きと新しきが混在して不思議な雰囲気を持っていて、どことなく、地元の雰囲気に似てなくもない。
会社がある恵比寿へのアクセスもいいのに、庶民的で気に入ってる。
レストランっていうには少し心もとないけど、とびっきりに美味しい飲食店や深夜までやってるおしゃれなカフェが多いのも三軒茶屋に決めた理由のひとつ。芸能人だっていっぱい住んでいるらしい。キャロットタワーのTSUTAYAでは、夜な夜なマスクをかけたそれらしき人が歩いてる。
いろんな場所を不動産屋さんと巡る中で、ここ「三軒茶屋」の物件を案内されたとき、一番地元の雰囲気にも近くて、なんだかこの街と仲良くなれそうな気がしたんだ。
「下北沢」でも「自由が丘」にもなれない中途半端さが心地いい。
いろんな場所を不動産屋さんと巡ったんだよ。やっぱり憧れの東京生活を送るんなら、おしゃれなところがいいと思ってね。人気の街「吉祥寺」や「下北沢」、「自由が丘」とか「恵比寿」も見た。
「吉祥寺」や「下北沢」は、尖った人たちが多すぎて、毎日を過ごすには疲れちゃいそうって思ったのだ率直な感想。街にいる人が何かしら、クリエイティビティを追求してたり、他との差別化をして個性的になることに価値を見出す人が多い気がした。
ほら、私って、自分で言うのもなんだけど、いわゆる平均的な女だから。イマイチはまらない気がしたんだ。
かといって、「自由が丘」や、「恵比寿」はハイソすぎて敷居が高い。街歩いてる人もとにかくおしゃれだし、美人なんだよ。東京の女性って華やかな雰囲気があるよね。ちょっとスーパーに、コンビニにって思っても、部屋着のままでなんかとんでもないって感じ。街から「田舎者」って笑われてる気がして。残念だけど、私にはまだ早いかな。
結局は、おしゃれすぎず、かといってアングラすぎもしない、適度におしゃれで、適度にださい、ちょっと私っぽい、この中途半端さが好きなんだろうな。
だから私は、東京での社会人生活を、ここ三軒茶屋から始めることに決めたの。
夜24時から友達と夜お茶。「私、東京にいる」って感じがする。
レストランっていうには少しはばかられるような、でもとびっきりに美味しい飲食店や、深夜までやってるおしゃれなカフェが多いのも三軒茶屋の好きなところ。
深夜24時くらい突然携帯が鳴って、近所に住んでる会社の同期から「今なにしてる?お茶しよう」とか、「今飲んでるんだけど、こない?」って連絡がくることが時々あって、そんなとき、真夜中に遊ぶ選択肢があるんだなぁってちょっと感動(笑)
「もうパジャマだよ」って面倒くさがりながらも、メイクをして着替えて玄関を出て行くときの高揚感ってどう表現したらいいんだろう?「あぁ、私東京で生活してるんだ」ってドキドキするんだ(笑)
東京で、少しずつ仕事も覚えていって、少しずつ友達もできていって、こうして夜お茶するのが、今は嬉しくて幸せ。
あ、最近三軒茶屋のことを、「さんちゃ」って言い始めたんだ。まだ、言う時は、顔がにやけちゃうけどね(笑)
週5は自炊をする。けど、ピーコックは、少し高いから、あまり行かない。
時々ね、お母さんからダンボールに入った野菜とお米が届く。「いらないよ」って言ってるのに。
けど、正直すごいありがたい。東京には素敵なレストランもカフェもファーストフードもたくさんある。だけど、私は、お給料はそんなに多くないし、外食ばっかり続けてたら健康とお金がなくなっちゃう。少しの贅沢を楽しみに、週の過半数は自炊することにしてるんだ。
三軒茶屋に決めた理由も、自炊ができる環境があって、「ちゃんとした生活」を送ることができるから。
サミットや、西友、24時間営業のフーディアムもあるし、肉のハナマサもある(笑)この前お母さんが遊びにきたときに、一緒に行ってみたら、とにかくそのボリュームにびっくりしてた。ピーコックは、少し高いから、あまり行かない。
メニューを決めてからスーパーに行くんじゃなくて、スーパーに着いて、その日の特売の食材を買うの。
私なかなか賢い主婦になるなって最近思うよ。今は、まだ仕事でいっぱいいっぱいで、彼氏なんて作る余裕もないけど、もう少ししたら・・・狭いけどうちに呼んで、手料理を作ってあげたいな。
東京で素敵な彼氏ができたら・・・きっと楽しいだろうな。
餃子屋さんと、たこやき屋さんが多い街。
三軒茶屋って、なぜか餃子店とたこやき店が多いんだよね。
『東京餃子楼』だけでもなぜか3店舗あるし、たこ焼きも多い。『ラヂオ焼 粉もん屋』に、『元祖どないや』に、駅前に『銀だこ』もあるしね。早い安い旨いっていうのが好きなんだろうね。本当は、きっとみんな好きなんだけど、ダイエットとか、おしゃれさとか気にしちゃうんだろうね(笑)まぁ、私ももちろん気にするし、東京に来てから、2キロくらい太っちゃった。
けど、三軒茶屋の人って、好き!じゃあ行こう!がシンプル。飾らない街と人。そういうところもこの街の好きな理由の一つかな?
あ、今思ったけど、もし彼氏ができたら、その彼氏は、この街のような飾らない笑顔が似合う人だったら最高だね。その人と、たこ焼き頬張りながら、私の家に帰るとか、幸せだろうなぁ・・・今はまだ完全に妄想だけどね(笑)
秋田から上京したての綾。美味しいお店を食べながら、徐々に東京の女になっていく・・・?綾を東京色に染めていくレストランをご紹介!
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三茶に来て、同期とか、会社の先輩とかとたくさん色んなお店に行ったの。
商店街をちょっと歩けば、いい感じのビストロとが多くて、お料理が抜群においしいのに、5,000円も出せばおなかいっぱいになるってすごいよね。
特に、戦後の闇市がそのまま商店街に発展した「三角地帯」って言われてる場所がグルメ密集地帯。小さくて、でもそれぞれに個性のあるお店が多くて、同期に言わせると「新宿のゴールデン街の小さい版」みたいな雰囲気らしい。
三角地帯のボス的存在として、欠かせないのは『赤鬼』!
日本酒好きが夜な夜な集まる有名店みたい。私は、秋田出身だし日本酒は大好き。ミーハーなお酒だけじゃなくて地元のお酒まであってびっくりした。和風居酒屋
焼き鳥屋さん『床島』も人気だよ。会社の先輩に連れて行ってもらったけど、本当に美味しかった、焼き鳥と、ワインなんて、何だか大人になった気分だよね。思い立っての予約はなかなか取れないのが悲しいけど・・・
お気に入りは、フレンチビストロの『トロワ』。おしゃれなワインがたくさん飾ってあって雰囲気もおしゃれ。ワインは詳しくないけど、ジャケ買いするみたいに、選ぶのが楽しい。店員さんもおしゃれだし、お客さんも皆おしゃれで、女性率がすごい高いお店。
あ、三茶を語る上で、なんといっても『ウグイス』は外せない店だった!お料理もワインも抜群だよ。
ミシュラン掲載店のお蕎麦やさん『玄そば 東風』は、美味しくて感動したお蕎麦屋さん!休日に、お昼からお酒飲んで、たまご焼きからのお蕎麦とかね。何だか、大人な遊び方だよね(笑)
栄通り方面には、おしゃれなお店が多くて、三角地帯とはまた一味違うの。
『ドイーニョケンタローネ』は、目黒の立ち飲み『ビストロシン』出身の方のお店なんだって。手軽な値段でかなり美味しくていつも混んでる。ドイさんとケンタローさんで始めたお店なので、この店名なんだって。こーゆーシャレな感じもすごい三茶っぽいよね。
『ワイン食堂 イナセヤ キッチン』は、無性に魚が食べたくなったら行くお店。『三軒茶屋一丁目食堂』は、恵比寿の三ツ星レストラン『ジョエルロブション』の元シェフのお店みたいで、三宿あたりに住んでそうな大人なカップルとワインが似合うお店だよ。私はまだドキドキしちゃう。
炭火焼きが美味しいイタリアン『OSTERIA DAL BRAVINO』も大好き!
あ、そうそう、和食は、世田谷通り方面にある『夕』もすっごい美味しいの。鰹のタタキとか、菜の花とシラスの焼き浸しとか、奇をてらったお料理じゃないのに、一品一品がじんわりと美味しい。将来、こういうお料理を彼氏に作ってあげるのが夢(笑)
三茶って、若い子ばっかじゃなくて、中年のおじさんも一緒くたになってる街の楽しそうな感じが好きだな。
24時間スーパーがあったり、おいしくて安いお店がたくさんあるし、立地が便利すぎて、若い時に三茶の近くに住んで、そのまま大人になっても居つく人多いんだって。何かそういうの素敵だよね。
私は、5年後、まだこの街にいるのかな・・・?
秋田から上京したての綾は、美味しいお店を食べて、夜の街で遊び、徐々に東京に染まっていく。
次週、綾の勤務地「恵比寿」をご紹介。5年後その街で、綾はどんな女性になっているのだろうか・・・
