また、女性が男性並みに稼ぐのは簡単ではないので、責任感という面からも負担が大きすぎるのかもしれません。

専業主夫が女性陣に認められるには、もう少し時間が必要なようです。
「専業主夫」のリスクは?
専業主夫のメリットとデメリットは個人の価値観に大きく左右されるため、ここでは「リスク」について考えてみようと思います。

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アメリカは日本以上に専業主夫が多い専業主夫先進国ですが、そんなアメリカでさえ、育児期間を終えての再就職は女性以上にキツイという男性がいるほど。

専業主夫の文化があまり浸透していない日本では、男性の社会復帰はアメリカ以上にキツイものなのではないでしょうか。

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また働く妻が浮気をしたり、夫がママ友と浮気をしたりして、離婚に発展するケースもあるようです。

専業主夫が離婚した場合、公的支援などの環境が整っていないため生活苦に陥る恐れもありますし、専業主夫は男性にとってもリスクが高い選択といえるかもしれません。

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専業主夫が増えているとはいえ、まだまだ一般的とはいえない専業主夫。

それでもイマドキの夫婦は変化を続けています。大切なのは「誰が家事をするのか」「誰が働くのか」ではなく、相手がすることに感謝することではないでしょうか。

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<プロフィール>

ナツキレイ

フリーライター/日本語家庭教師

タイ在住を経てオーストラリアへ。現在はオーストラリアの田舎で日本語を教える傍ら、ライターとしても活動。政治・経済・教育などの分野から、子育て・旅行・セレブ情報など生活や趣味の分野まで幅広いジャンルで執筆中。定期的に英語のニュース・雑誌サイトの記事を翻訳してリライトも行う。日本生まれ海外育ちの2児の母。

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