県立土浦第三高等学校(茨城)
茨城県土浦市にある県立土浦第三高等学校。普通科に加え、商業科、会計ビジネス科、情報処理科があり、各分野のスペシャリスト養成に向けたカリキュラムが組まれています。部活道が盛んで、ソフトテニス部は男女とも今年も全国大会出場を決めている他、バレーボール部、陸上部なども関東大会の舞台で活躍しています。
野球部の先輩には1980年、ドラフト2位で中日に入団した小松崎 善久さん。1964年、当時の国鉄スワローズに入団し、のちに移籍した南海ホークスでも活躍。引退後は土浦リトルシニアを結成、監督を務める大塚 徹さん。大塚さんのご子息で、2003年にヤクルトに入団した大塚 淳さんらがいます。その大塚 淳さんが土浦三高校現役時代、主将を務めていた2001年秋には関東大会に出場し、ベスト8入りを果たしています。
この春は県南地区予選の代表決定戦で敗れ、県大会出場はなりませんでした。レベルアップが続く茨城県南で、再び結果を出すため日々奮闘している土浦三野球部を、主将の生稲 健太郎君に紹介していただきましょう!
チーム基本情報を紹介!■ 土浦三の生稲 健太郎君(学年:3年/役職:主将)にお話を伺いました!
Q. 部員は何人いますか?
1年生19人、2年生19人、3年生が22人の合計60人です。
Q. 平日の練習時間は何時から何時までですか?
15時45分から20時です。
Q. 練習グラウンドの環境を教えてください。
校内に野球部専用グラウンドがあり、恵まれた環境で練習に取り組むことができています!
それは良いですね!
[page_break:今年のチームについて]今年のチームについて生稲 健太郎主将(県立土浦第三高等学校)
Q. 今年のチームのウリ(セールスポイント)を教えてください。
「先の塁を狙う積極的な走塁」「粘り強い打撃」「投手層の厚さ」がポイントです!
Q. 基礎がしっかりしている証拠ですね!夏へ向けて、現在、どのようなことを課題において取り組んでいますか?
監督と選手が意思の疎通をきちんと出来るようにしています。チームとしてどう戦うか理解し、しっかり同じ方向に進んで行きたいと思っています。そのことによって、どんな時でも粘り強くプレーすることができるようになってきました!
Q. 全員が同じ方向を向くことが出来れば、力は倍増しますね!さて、ここだけは負けない!という土浦三の武器を教えてください。
守備力と勝負強さ!今年はここで勝負します!!
Q. 頼もしいですね!常総学院を筆頭に強豪校が混在している茨城県ですが、どのような野球をして今夏の茨城県を勝ち上がっていきますか?
突出した選手はいませんが、ヒットは少なくても、相手の隙をつき、先の塁を積極的に狙う走塁で、粘り強く戦って勝利していきたいです!
Q. チーム力強化化のために行っている取り組みがあれば教えてください。
ミスをしたりチャンスで凡退したりしても、その場で後悔はしないように!試合中は最後まで全力で戦い抜くことを心がけています。
Q. 失敗を引きずらないことで、次をどうするかにつなげることができますね!4月には新戦力の1年生も入学して雰囲気などは変わりましたか?
そうですね!新しい仲間が増えて、以前よりもチーム全体が明るくなりました!
Q. チームが明るいのは何よりです!では、これから夏を迎えるにあたって、どんな気持ちで練習していきましょうか?
残り少ない日々の中で、悔いのないように全員と意思疎通を図り、一日一日を大切に練習に取り組んでいきます!
全力で夏を迎えてください!ありがとうございました!
[page_break:指導者が語る!このチームの強み]続いて田谷 拓央君、林 尚史君にお話を伺います!
Q. 高校野球のどんなところが好きですか?
田谷 拓央(以下「田谷」):大きな舞台を目指し、一瞬一瞬に全力で取り組むところです!林 尚史(以下「林」):1人のミスを全員でカバーできるところです!ここでチーム力が試されると思っています。
Q. その気持ちが、より良いプレーを生んでくれそうですね!一番好きな練習メニューは何ですか?
田谷:試合形式ノックです。最も試合に通ずる練習ですね!林:僕も、試合形式練習です!
Q. 野球している!という実感もありますしね!それでは、一番キツいと感じる練習は何ですか?
田谷:好きですけど、ノックですかね!後半はけっこう辛くなります!林:ベースランニングです!
Q. 引退までにこの高校と対戦してみたいという高校はどこですか?
田谷:霞ヶ浦高校ですね。投手が良いチームということもありますが、一番は中学時代からのライバルがいるからです。秋季大会で敗れたということもあるので、リベンジしたいと思います!林:健大高崎高校です!走塁でプレッシャーをかけてくるチームは、どれだけ速いのかが気になりますね!
Q. 一番好きな応援歌は何ですか?
田谷:定番ですが…やっぱり「紅」ですね!林:「エル・クンバンチェロ」です!
Q. 定番曲はなんだかんだで盛り上がりますからね!では最後に、野球をする上でモットーにしている、好きな言葉を教えてください!
田谷:「意思疎通」です!大事だと思っています。林:「信じる者に勝利あり」
気持ちは大事ですね!ありがとうございました!
指導者が語る!このチームの強み■松浦 三喜男監督に質問!
松浦 三喜男監督(県立土浦第三高等学校)
Q. 新チームが始まってから、どのようなチームを目指し作り上げてきたのでしょうか?チームの強みと共に教えてください!
昨年のチームが3年生中心のチームだったので、新チーム結成後は、ほぼゼロからのスタートでした。守りを中心とした負けにくい野球を目指し、2年生が中心ながら着実に成果をあげてきているかと思います。あとはどれだけ得点力を伸ばすかが、夏に向けての最優先課題です。若いチームなので、のびのびとプレーできる勢いがこのチームの強みだと思うので、この夏は良い面を引き出してあげたいと思います。
期待しています!ありがとうございました!