【ファンキー通信】ビジネスマンに昼寝ブーム!?

写真拡大

 Zzz・・・、現代人の睡眠の悩みはとっても深刻。特に日々仕事のストレスと闘うサラリーマンやOLにとっては、仕事の成果をも左右しかねない大問題だ。仕事中「ちょっと仮眠をとれればもっといい仕事ができるのに・・・」と思うことも少なからずあるのでは? 実はそんな願いを叶えてくれるお店が、最近ビジネスマンの間で密かなブームになっているとか。

 場所はビジネスマンの街、日本橋。大通りに面した雑居ビルにある、会員制睡眠サロン「napia(ナピア)」がそれ。睡眠スペースをビジネスと捉えた発想自体もすごく斬新だ。店長の近藤さんによると「別のフロアでカイロプラクティックのお店を営業していたんですが、その延長としてこの睡眠サロンの営業を始めました。カイロプラクティックにくるお客さんの中には、睡眠障害を訴える人が意外に多かったんです。それもあってこういうお昼寝スペースの営業を考えました」とのこと。

 サロン内にはカーテンで仕切られた9つの仮眠部屋があり、うち2部屋は女性専用ルーム。ほのかな灯りに照らされた部屋の中はベッドとサイドテーブルのみという、まさに眠るためだけにあるシンプルさ。40分800円(時間延長可・会員登録料1000円)で快適な睡眠を手に入る。

 土地柄もあり、利用客は30代前半から40代後半のサラリーマンやOLさんがほとんどで、男性客がその7割を占める。「会社の昼休みである12時から14時の間の利用者が一番多いです」(近藤さん)若かりし頃の体力はいずこへ、すっかり仕事のストレスがたまったサラリーマンの憩いの場となっているわけだ。

 「現在400名ほどの会員登録があります。オープン当初は、なんで寝るのにお金がいるの? という方が多かったのですが、最近着実に常連客も増えてきました」(近藤さん)という。睡眠ビジネスにやっと時代が追いついてきた、というところか。

 サプリメントや健康食品同様、今や眠りもお金で買う時代。睡眠を上手に「摂る」ことも、それだけ難しい世の中になってきたということなのか!?(文/verb)

取材協力:会員制睡眠サロン「napia」
http://kizuchiro.com/napia/index.html