朝9時に自動でメール送信、休暇中でも自動でメール送信……デキるビジネスパーソンの強い味方Gmailの送信予約
メールを送信する日時を指定するのが「メールの送信予約」だ。できそうで意外とできないのが送信予約。ところが、Google ChromeでGmailを使っている人なら、これが拡張機能で実現できるのだ。ここではメールの送信予約を実現する2つの拡張機能を紹介する。

●あると便利なメールの送信予約
指定した日時にメールを自動的に送信できたら便利だろう。たとえば、夜中までかかって完成させた資料を、朝9時に送信予約してベッドに入る。休暇中に自動送信して「マメな奴」と思われる。あるいは、重要な会議の直前に、リマインドメールが自分宛に届くようにしておく……等々。
ところが、多くのメールソフトは、これができない。できるものもあるが、送信時にパソコンを起動し、メールソフトも起動しておかなければならないなど、まったく現実的ではない。

しかし、Google ChromeでGmailを利用しているなら,これが実用レベルで実現可能だ。標準ではできないが、送信予約をするChromeの拡張機能を追加すれば可能になる。ここでは、無料で使える「SndLatr Beta for Gmail」をおすすめする。


【画面1】

Gmailの送信予約を実現する「SndLatr Beta for Gmail」。無料で利用できる。

●SndLatr Beta for Gmailの使い方
まずは、Chromeに「SndLatr Beta for Gmail」を追加しよう。Chromeの設定メニューで「拡張機能」を選択し、「他の拡張機能を見る」をクリックしてChromeウェブストアを表示したら、「SndLatr Beta for Gmail」を検索する。見つかったら、[無料]ボタンをクリックして追加しよう。
これで、Gmailの新規メール作成ウィンドウに[Send later]ボタンが追加される。クリックするとメニューが開くので、[Pick date]をクリックする。あとは、カレンダーで日付・時刻を指定して、青色の[Send later]ボタンをクリックするだけだ。
なお、送信予約したメールは、「下書き」フォルダに保存され、送信前に内容を編集したり、予約日時を変更したりすることも可能となっている。


【画面2】

Chromeウェブストアを表示したら、「SndLatr Beta for Gmail」を検索し、[無料]ボタンをクリックして追加する。このあと確認のメッセージが表示されたら、[追加]ボタンをクリックする。


【画面3】

Gmailの新規メール作成ウィンドウに[Send later]ボタンが追加される。クリックしてメニューを開いたら、[Pick date]をクリックする。


【画面4】

カレンダーで日付と時刻を指定して[Send later]ボタンをクリックする。

●有料版なら「Right Inbox for Gmail」もおすすめ
「SndLatr Beta for Gmail」は、名前のとおり開発中のβ版だ。このため、今後、仕様が変更になったり、急に使えなくなったりする可能性もある。それが心配なら、「Right Inbox for Gmail」という拡張機能もおすすめだ。無料版だと送信予約できるメールが月に10本までという制限があるが、有料版(6729円/年 または 674円/月)にすれば制限はなくなる。仕事でバリバリ使いたいなら、有料版も検討してみてはいかがだろうか。


【画面5】Right Inbox for Gmail



SndLatr Beta for Gmail
Right Inbox for Gmail


井上健語(フリーランスライター)