香川真司 (撮影:フォート・キシモト)

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15日、W杯ブラジル大会初戦を1-2で落とした日本代表。前半16分、本田圭佑が先制点を挙げるも、コートジボワールの猛攻で徐々に体力を削られていった日本代表は後半立て続けに失点、逆転を許す結果となった。

同夜、日本テレビ「Going! Sports&News」ではサッカー解説者・都並敏史氏が試合を振り返ると、まず飛び出したのは「今日のディフェンスの2失点にバツはつけないです。攻撃が悪いから2点目を取られたという攻撃のせいですね、僕に言わせると。ディフェンスはよくやってました」というコメントだった。

「行ったり来たりの前半をさせて、あれだけコートジボワールの1対1の強いやつらにこられたら2点取られてしまう。攻撃をいい形で終わらないと(体力が)もたない試合だった」と説明した都並氏は、「ザッケローニが選んだ23人は攻撃的なチーム。攻撃でいくと義務付けられた。日本のストロングポイントは2列目ですから。岡崎、本田、香川。ここが輝かないと意味がない」とザックJAPANの根幹を問題視した。

中でも香川真司については「おかしな香川が前半いた」と指摘した都並氏。「守備を気にしながらの攻撃にいいリズムは出てなかった。最初からオーリエの上がりにタックルしてるでしょ。それは大事なことだけど前半もっと中に入ってもよかった。左サイドから中にドリブルするプレーっていうのが香川の一番の売り」と彼の持ち味であり本来の役割を強調すると、次戦の勝利には「具体的には香川が中にどんどん入っていく。それによって他の選手達も活きてくるのが今のチーム。今日の本田はキレキレで本田が光った。香川は光が足りない。本田と香川が光らなければチームはのってこない」と語った。

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