19日放送の「ビートたけしのTVタックル」(テレビ朝日系)に、軍事評論家で今年2月の東京都知事選にも出馬した田母神俊雄(たもがみとしお)氏が出演し、首相の靖国神社参拝について語った。

この日の放送は「靖国問題」がテーマで、第29代航空幕僚長・軍事評論家の田母神氏と日本共産党 副委員長の小池晃氏が、講師として出演した。

番組冒頭、安倍首相の靖国参拝についての見解を訊かれると田母神氏は「大賛成です」と答え、小池氏は「大反対です」と答え、真っ向対立した意見に司会のビートたけしは「そこでつかみ合いの喧嘩してくれりゃいいのに」と一言、スタジオの笑いを誘った。

番組では、靖国神社がどういう場所なのか、首相が参拝する事の是非などを解説、さらに田母神氏と小池氏の意見や、ほかの出演者との討論が行われた。

田母神氏は、靖国神社は「世界各国どこの国にもある戦没者を追悼する場所」で、日本の首相が参拝し「国内外に国を守る意志を強く示すべき」とし、中国や韓国からの批判については「反論するだけではなく向こうの痛いところを攻撃すべき」という意見を述べた。

一方で小池氏は、靖国神社は「かつての戦争は正しかったんだという考えに結びつける特殊な施設」であり、首相が参拝するべき場所ではなく安倍晋三首相が参拝した際の「不戦の誓い」を引用して「不戦の近いに最もふさわしくない場所が靖国神社」と言い切った。

また、小池氏は「靖国参拝を続ければ世界から異常な国と思われ国益を損なう」とし、国外の反応を重視し、日本の首相や外務大臣が参拝することは、極東国際軍事裁判(通称:東京裁判)で日本が認めたことを「ひっくり返す」ことになるという意見を示した。

スタジオでの討論においては、大竹まことが「(靖国に)お参りをずっと続けると、この先世界でどういう風に反応するんですか」という質問に対しジャーナリストの長谷川幸洋氏は「予想できる将来において中国・韓国はずっと反発しますよ。ほっときゃいいと思いますよ」と、続いて東国原英夫氏も「(日本は)毅然とした態度をずっと貫く」と語ったところで、田母神氏は「総理がね、私は毎月行けばいいと思いますよ(総理が毎月参拝すればいい)」と一言。

田母神氏の主張に、隣に座っていた東国原氏は「毎月…」と絶句した。参拝肯定派の東国原氏にとっても、田母神氏の意見は驚きだったようだ。

肯定派、否定派の意見は平行線を辿ったが、最後にビートたけしが、国会議事堂から靖国神社までトンネルを掘って誰にも分からないように参拝できるようにすればいいのではないかとまとめた。

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