1試合に勝てば、準決勝。インテルにとって、コッパ・イタリアを軽視しない理由としては十分だ。インテルは15日にコッパ・イタリア準々決勝でボローニャと対戦する。アンドレア・ストラマッチョーニ監督は次のように強調した。

「インテルは大会を重視している。我々にとってはリーグ戦、ヨーロッパリーグと同じ目標だ。できるだけ勝ち進みたい。ボローニャが好調なのも、そして何よりこれが一発勝負であることも分かっている。大きな集中力で臨むべき試合だ。ボローニャはソリッドで、前線のクオリティーもある」

「ステファノ・ピオリ監督はリーグで最も経験ある指揮官の一人で、(マノーロ・)ガッビアディーニと(アレッサンドロ・)ディアマンティ、(アルベルト・)ジラルディーノという3人の攻撃陣で戦いつつ、バランスを保つという快挙も成し遂げた。十分な敬意を払う必要があるね。だが、我々は準決勝進出を望んでいるよ」

シーズン後半戦の初戦では、ユヴェントスとの勝ち点差を2ポイント縮めた。今は勝ち点7差だ。つまり、リーグ戦はまだまだ長いということである。

「だが、だまされてはいけない。我々は自分たちの道を進まなければいけないのだから。我々はチャンピオンズリーグに必ず戻りたいと思っている。そして特に、コンスタントにならなければいけない。前半戦の我々になかったものだ。素晴らしい時期を経て、我々は少し勝ち点を落としすぎたからね。この後半戦で、インテルはより結果、そしてパフォーマンスもコンスタントにならなければいけない。私はそれが正しい道だと思う」

上位にいるチームたちもすべて浮き沈みがあり、インテルを明らかに上回っているというわけではないだろう。

「一つの試合でなら、我々は常に競争力あるチームであることを示してきた。相手が上位や同位のどのチームであってもね。だが、彼らがウチよりもコンスタントなことは認める必要がある。彼らは我々よりも勝ち点を落としていない」

「直接対決での力から、我々が最後までやれるという自信はある。だが、特にいわゆるスモールチーム相手に落としてしまった勝ち点が、今後に向けて考え、仕事するための役に立つはずだ。後半戦でも同じ過ちを犯さないように、ね。リーグはとても激しくなっている。だから、コンスタントでいるのは難しいんだ」

メルカートについて、ストラマッチョーニ監督は多くを語らなかった。同監督は1月に大きな補強はないと考えていると繰り返している。

「そうやって言ったのは、サポーターを勘違いさせたくないからだ。私は、重要な売却がなければ、大きな補強はないと思う。それが具体化するのなら、そのときはあらゆることが可能だ」

「メルカートにおけるインテルの現状? 今のような時期なら、すでに競争力のあるチームでも改善を目指すのは普通のことだと思う。我々も同じだ。これがプロジェクトの1年目であることは何度も言ってきた。夏のメルカートは、ある種のインテルを考えつつ終えたが、ピッチでの変化によって夏に考えたのとは違うインテルで元日を迎えた。だが、プロジェクトに変わりはない。だから、探すのは当然だ。チームを良くすることができる目標を狙うのは、幹部や会長の仕事だよ」