2カ月のインターバルでヘクター・ロンバードとの対戦を決めた岡見勇信。タイトル戦線に通じる、意味があるのと同時にリスクも高い凱旋マッチとなる (C) GONGKAKUTOGI

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8日(火)、3月3日(日)にさいたまスーパーアリーナで開催されるUFC JAPAN 2013に岡見勇信が出場することが正式&緊急発表された。

12月29日のアラン・ベルチャー戦で判定勝ちを収めたばかりの日本のエースが、僅か2カ月間のインターバルで、ヘクター・ロンバードという強豪と対戦することとなった。ベルチャー戦を前にして、岡見陣営には『勝てばUFC JAPAN出場も頭に入れておいてほしい』という申し入れがあったと伝わっていたが、3Rの激闘を戦った岡見陣営が、このオファーに応じることはないというのが、周囲の見方であった。

ロンバードも12月の豪州大会で、一度は岡見との対戦が発表されたホウジマール・トキーニョを1RTKOで倒し、UFC初勝利を挙げたばかり。シドニー五輪柔道キューバ代表から、そのまま豪州に亡命を果たし、国籍を取得したロンバードは現在フロリダのATTに所属している。UFCデビュー戦まで、2006年PRIDE武士道で喫した敗戦から、24連勝(※引き分けを挟み)というとてつもない記録を持っているロンバードにとって、翌07年2月のDEEP出場以来、6年ぶりの日本での試合となる。

強烈なKOパンチと、胸を合わせた状態でのテイクダウンに強い元柔道家=ロンバード。岡見にとって母国でのファイトはリスクが高く、ゲインの大きな試合となる。また、岡見参戦のリリース直前に米国サイドより、廣田瑞人とハニ・ヤヒーラのフェザー級戦が同大会で組まれることも発表されている。

これで11カードが決定したUFC JAPAN 2013、日本&アジア・太平洋色が強い一方で、ファン心理を突いてくる=見た者の満足度が高くなりそうなマッチメイクが揃ってきた。
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