【試合終了】なでしこ、アメリカを下し決勝進出！
昨年７月に行われたワールドカップ決勝ではPK戦の末、なでしこジャパンが勝利を収めたが、アメリカの強力な攻撃陣は健在で、なでしこの守備陣による奮闘が試合の鍵を握りそうだ。
＜なでしこジャパン先発メンバー発表＞
GK：福元美穂
DF：鮫島彩、熊谷紗希、岩清水梓、近賀ゆかり
MF：宮間あや、田中明日菜、阪口夢穂、大野忍
FW：安藤梢、永里優季
なでしこジャパン 1 - 0 アメリカ代表
前半開始 アメリカボールで前半キックオフ！
前半2分 高い位置でボールを奪った日本。安藤がパスを受けると、左サイドの宮間へ展開。フリーでシュートを放つがポスト左に外れる。日本はファーストシュート。
前半4分 左サイドから中央を経由して右サイドでオーバーラップした近賀へ絶妙なパスが通る。ダイレクトで中央へ折り返すが、ディフェンスが永里の前でストップ。
前半6分 アメリカが上背を生かしたセットプレイからゴールネットをゆらすもオフサイドの判定。
前半9分 日本、宮間がシュートを放つがディフェンスがブロック。さらにこぼれ球を右サイドの大野へつなぎ、ドリブルで一人交わしてクロス。しかし、ゴールキーパーがキャッチ。
前半10分 高い位置でボールを奪うと、最後は安藤がシュート！これもゴールキーパーが正面でストップ。
前半12分 日本、スムーズなパス回しから左サイドの宮間へとつなぐ。中央へグラウンダーのクロスをあげるが、ディフェンスがクリア。
前半16分 お互いに中盤でのボールの奪い合いが続き、フィニッシュまで行けず。
前半18分 阪口が左サイドでフリーでいた宮間へパスをつなぐと、右足でゴールに向かうようなクロス。永里の頭をわずかにかすめゴールラインを割る。
前半20分 田中が中盤でボールを奪いショートカウンター。左に開いた永里を経由し、ディフェンスの裏を狙う安藤へラストパス。しかし、その前でデフェンダーが足を伸ばしカット。
前半22分 中央から右サイド駆け上がった大野へ絶妙なパス。ディフェンスラインをうまくかいくぐるも、不可解なオフサイドの判定。日本、絶好のチャンスを逸する。
前半24分 アメリカのコーナーキック。ゴール前へ絶妙なボールを送るが、ゴールキーパーの福元がパンチで逆サイドへ弾きだす。
前半25分 アメリカが中盤からロングボールでディフェンスラインの裏を狙う。熊谷が走り負け相手にシュートを放たれる。福元も反応できないほど強烈なボールはゴールポストに当たり、日本はピンチを脱する。
前半29分 アメリカの粘り強いパス回しから最後はゴール前にいた中央の選手へボールが運ばれる。日本はギリギリのところでクリア。しかし、このこぼれ球を直接シュート！これも日本が体を張ってディフェンス。
前半30分 アメリカが早くも一人目の選手交代。中盤センターの選手が交代。（この大会は6人まで交代が認められている。）
前半36分 安藤が相手選手に引っ掛けられゴール前でフリーキックを獲得。宮間が直接ゴールを狙うが、わずかにバーの上に外れる。
前半38分 田中がプレッシャーをかけボールを奪うと、パス交換から宮間へ。右にひらいた安藤へつなぐと、中央にきりこみ左足の早いクロス。中央の永里はコントロールができず相手ボールに。
前半42分 川澄がピッチサイドでウォーミングアップ。
前半43分 岩清水がアメリカのモーガンに反転され裏をとられシュートを放たれる。しかし、熊谷が体を寄せたためボールは力なくゴールキーパーの正面へ転がる。
前半45分 ワンバックとモーガンのコンビネーションからピンチを招くが、最後は鮫島がゴール前でカバー。落ち着いてクリア。
前半終了 スコアレスのまま前半が終了する。
ワールドカップ決勝の再戦となっただけに両国にレベルの試合となった。個人技で上回るアメリカに対し日本は粘り強い守備で対抗。ロングボールでピンチを招く場面もあったが最後までゴールを許さず、攻撃でも両サイドを広く使い互角の展開。0対0のまま前半を終えた。
後半開始 日本ボールで後半キックオフ。アメリカはメンバーを3人交代。日本はメンバーを変えず。
後半5分 アメリカは右サイドからディフェンスラインの裏へ浮き球のパスを送るが、ボールは流れ福本がキャッチ。
後半8分 アメリカはゴール前へクロスをあげるが、岩清水がカット。
後半10分 日本は大野から右サイド、オーバーラップをした近賀へつなぎ、中央へ折り返す。安藤がニアに走りこむが、ゴールキーパーがストップ。
後半12分 飛び出した福元が相手選手と競り合い倒してしまうがホイッスルはならず。
後半13分 クロスボールの日本がヘディングでクリアするも、浮き球を直接シュート。決定的な場面も枠を外す。
後半14分 宮間がディフェンスラインの裏へ抜けた永里へ絶妙なパス。キーパーと1対1になるが、後方からディフェンダーが足を伸ばし、ボールをカットする。
後半16分 センターラインやや前方からフリーキック。宮間がゴール前へ鋭いパスを送ると、ディフェンスに当たりゴール前へボールが溢れる。日本の選手がつめようとするが、いち早く相手ゴールキーパーがキャッチ。
後半17分 日本はオフサイドを取りそこねるとアメリカに裏を取られる。急いで熊谷がスライディングでカバーするも、切り返されて左足でシュートを放たれる。ゴールの左に外れ、ピンチを逃れる。
後半20分 日本、3人の選手交代。安藤→高瀬 岩清水→宇津木 大野→川澄
後半22分 ポジションチェンジは行われず。変わった選手がそのままの位置に入る。
後半25分 アメリカが左サイドからクロスをあげるが、精度を大きく欠きゴールラインを割る。
後半27分 アメリカは選手交代。エースのワンバックを変え、2試合連続得点中のルルーが登場。
後半34分 日本4人目の選手交代 阪口→菅澤。高瀬が坂口の中盤センターに入り、田中とコンビを組むことに。
後半36分 アメリカはロングボールを送ると快足のルルーが宇津木の前に入り、クロスをあげるが、中央には味方がおらず福元がキャッチ。
後半38分 コーナーキックを高瀬がヘディングで流し込み日本が先制！アメリカ戦初勝利へ大きく前進！
後半40分 日本、波状攻撃からアメリカゴールへ猛攻。最後は川澄がクロスをあげるが、味方には合わず。
後半44分 アメリカは左サイドからのクロス。逆サイドに流れ、スローイン。さらに右から高いクロスもこれも精度を欠き福元がキャッチ。
後半45分 ロスタイムは3分。
後半47分 アメリカは高さ勝負に出る。ハーフライン付近からロングボール。日本はクリアするも再びクロスボール。ヘディングで叩くがワンバウンドしてゴールバーを超える。
後半終了 日本、高瀬のゴールでアメリカを下す！
日本は後半立ち上がりこそアメリカの攻撃に苦しむが、後半20分、選手交代によって再びペースをつかむと、後半38分途中出場の高瀬がコーナーキックからヘディングで流し込みついに均衡を破る。そのままアメリカを寄せ付けず、女子サッカー史上初めてアメリカを下し決勝進出を決めた。
◆試合後の選手のコメント
・キャプテンの宮間
「嬉しいですけど、まだまだできる。チーム一つになってアメリカと戦えたというのは誇らしいこと。チームの一員として、守備の部分でももっと完璧にできる。結果を残したことは嬉しいですけど、まだまだできる」
・決勝ゴールを決めた高瀬
「いや、ホントに前半から皆が身体張って守って。嬉しいですけど、1点は1点という気持ちで。また決勝もあるので、また1点とれるように頑張りたいです。最後なんで皆で気を引き締めて優勝をとりたい」
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