浦和の新戦力・槙野が得点王宣言「攻撃陣よりもゴールを挙げたい」

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 浦和は19日、埼玉スタジアムで新加入選手記者会見を行った。会見後、日本代表DFの槙野智章は、次のように語っている。

「(浦和のユニフォームを着てみて)ケルンに続き、僕の体にまた赤い血が注入されますね(笑)」

「柏木(陽介)にはあえて相談しませんでした。純粋に自分の思いに忠実であろうと考えました。家族から『お前のサッカー人生、自信を持って決めろ』と言われたことが最大の後押しになりました」

「海外でも浦和というクラブは知られています。日本のクラブと言えば、よく浦和の名前が挙がります」

「海外への思いは持っていますが、この1年は浦和のために全力を尽くす。サポーターの力、声援は選手に届くから、ホームのアドバンテージが浦和にはあります。広島時代も『埼スタではやってやろう』と思っていたけど、今は浦和の選手として『やってやろう』という思いがあります。早くサポーターの前でプレーしたいですね」

「背番号は最初に5番を要求したけど、(高橋)峻希くんという良いプレーヤーがいるし、通らなかった。次に50番を要求したけど、それも通らなかった。20周年で20番という背番号をいただいたので、がんばりたいと思います」

「自分の中では無駄ではなかった1年。それを証明するためにも、今シーズン、今後の戦いが大切になってくる。本当に良い1年だったと、自信を持って言えます」

「3バックのサイドが一番自分を生かせるポジションだと思います。ペドロヴィッチ監督には、冗談で『1トップも任せるかもしれない』と言われました(笑)。どんなポジションでも、与えられたポジションで全力を尽くしたい」

「(ミハイロ)ペドロヴィッチ監督には『よく決断してくれた』と言ってもらった。監督にタイトルをプレゼントできていないので、浦和でタイトルを獲得し、本当の笑顔をプレゼントしたいと思います」

「香川(真司)からは『ドイツに残ったほうがいいのでは』とも言われたけど、自分の選択を尊重した。柏木には『俺の近くには住むな』と言われ、ペドロヴィッチ監督には『都内には住まないでほしい』と言われています(笑)」

「ヨーロッパでプレーという夢はあきらめていない。ただ、今をしっかりと噛みしめて、目の前にあることに全力を尽くすことが、その先につながっていく。浦和で求められることをしっかり実行したいと思います」

「DFWとして、(原口)元気くんや(田中)達也さんら攻撃陣よりもゴールを取りたい。公式戦で約1年点を取っていないので、ゴールに飢えているし、PKもFKも積極的に名乗り出ようと思います」

[写真]=足立雅史

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