韓国人が日本を訪れてまず驚くのが、街中を走る自転車の多さ。韓国人ブロガーのOsakazumma(ハンドルネーム)さんは、買い物から子どもの送り迎えまで、生活に密接する日本の自転車文化についてブログで紹介した。

 まず、日本と韓国では自転車に対する認識が違うようだと指摘。「韓国は健康のために利用するだけだが、日本では生活の必需品といえる存在だ。韓国で移動手段といえば自動車だが、日本では自転車がよく使われる」と指摘している。

 道路を走るさまざまな自転車の中で、特に印象に残ったのがママチャリだったという。「幼稚園に送り迎えするために使われる自転車は高価なタイプのものが多く、前後に子ども用の座席を装着する。前後に子どもを乗せ、時には赤ちゃんを抱っこ紐で抱きながら走る母親も。本当に曲芸のよう」と驚きを示した。さらに、傘をさしながら走る人、携帯電話をかけながら走る人、片手に食べ物を持ち食事をしながら走る人にも驚いたと語った。

 また、韓国人ブロガーのカン・ソンジェさんは、日本が自転車大国になった理由について、質素さや実用性を重視する日本人の性格と、適切な都市計画によるものだと考察した。日本では、保護者が子どもを自転車で送り迎えする姿をよく目にしたそうで、「買い物にいく時も、遠足に行く時も自転車を使う。自転車は生活の必需品だ」と述べた。

 一方、韓国では「目の前にある学校に子どもを送る時も自動車を使う」とし、日本とはとても対照的な姿だと指摘。韓国で自転車が普及しないのは、体面を気にして近場でも自動車に乗ろうとする意識があるからだと述べている。(編集担当:新川悠)