パレルモに4失点を喫して敗れ、インテルのセリエA初戦は悪夢のようなものとなった。だが、泣いている暇はない。水曜には、失敗することができない新たなテストが控えているからだ。チャンピオンズリーグ(CL)初戦のトラブゾンスポル戦である。

インテルにとっては勝利が義務となる一戦だ。CSKAモスワクやリールが同居するグループBは、越えられない壁ではないだろうが、危険なバランスを保つグループにもなりかねないからだ。この数日、ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督とテクニカルスタッフは、パレルモ戦の映像を検証することだろう。

これまで多くの指揮官とポジションを経験してきたキャプテンのMFハビエル・サネッティは、次のように話した。

「ガスペリーニ監督はこれまでと違うサッカーへの考え方を持っている。すべての指揮官にアイディアがあるものだし、それは正しいことだ。彼が僕らに求めていることを、早く吸収できるように願っているよ。水曜にはCLが開幕するし、土曜にはローマと対戦するんだからね」

「監督は知的な人だ。もちろん、彼は身を滅ぼすためにやっているわけじゃない。僕らと一緒に働き、何試合かしてから物事が変わらなければ、ガスペリーニ監督は何かしら変更するだろうと思う。正しい方向に向けて進もうとする意欲が全員にあると思うよ。どれくらいの時間が必要かは分からないけど、グループは監督のアイディアを実践するためにできるだけのことをやっている」

いずれにしても、このままではいけないことは確かだ。サネッティは「望んでいたスタートにはならなかった。でも、僕らは落ち着かなければいけない。すべてが変わったのだし、監督が求めることを手に入れるには時間が必要なんだ」と続けている。