6日にミランとのイタリア・スーパーカップを迎えるインテル。打撲のために2日は別練習となっていたDFクリスティアン・キヴは、チーム練習に復帰した。ほぼ全メンバーで練習できたジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督にとっては朗報だ。DFイバン・コルドバだけは、昨春の左ひざの手術を受けて回復トレーニングを続けている。コルドバは「すべてがドクターたちの予定どおりに進んでいる。近いうちにチームメートたちとの練習に戻れることを願っているよ」と語った。

今回のダービーで、インテルにはさらなる武器がある。過去2回のダービーではDFワルテル・サムエルがいなかったからだ。コルドバはサムエルについて、「ワルテルがいるのは補強があったようなものだ。彼は戦いにおいて奮い立つ選手だし、守備陣の大黒柱となるだろう。気候の難しさ? 暑さや湿気については、すでに予想していたよ。でも僕らは、ピッチでやるべきことだけを考えている」と続けた。

一方、エルネスト・パオリッロ代表取締役はMFヴェスレイ・スナイデルに関する去就の噂について、次のように質問に応じている。

――スーパーカップ終了後にスナイデルの移籍が発表される可能性は?
「報道とは違って、現時点ではまったくない。移籍交渉などまったく始まっていないんだ。スナイデルは我々のクラブの基準点なんだよ。その上で、サッカー界が継続的に進化し、あらゆることが起こり得るのは周知のとおりだ」

――イングランドではすでに合意がなされたと報じられています。
「マンチェスター・ユナイテッドのデイヴィッド・ジル代表取締役のコメントを記事で読んだ。彼はまったく逆のことを言っている」

――もしも移籍交渉があって、スナイデルが退団するとすれば、インテルはマーケットでどうするおつもりですか?
「階段は一歩ずつ上っていくものだ。そうじゃなければ、つまずいてしまう。今のところは上るべき階段がないから、代役についてはまったく考えていないよ。スナイデルにとって、またどんな選手にとっても、まったく断ることができないようなオファーが届いた場合は、そのときは代役のことを考えることができるだろうね。だが、繰り返しておく。交渉なんてまったくないんだ。だから、どのように変えていくかなんてまったく考えていないよ」