インテルは12日、コッパ・イタリア5回戦でジェノアと対戦する。リーグ戦での挽回に注目が集まるインテルだが、コッパ・イタリアを軽視するつもりはない。ジョゼ・モウリーニョ監督は昨季、あらゆる勝利を狙うことができると教えた。レオナルド監督もその考えのようだ。『インテル・チャンネル』に対し、レオナルド監督は次のように話している。

「激しい時期がやって来た。本当に多くの試合が待っており、シーズン佳境の3月・4月にどういう状況を迎えているか、この2カ月が決定的になるだろう。我々は準備ができているよ」

いずれにしても、3日おきに試合が控えているレオナルド監督は、選手たちの力をセーブしなければいけない。ここまで機会の少なかった選手たちが起用されると見られる。確実なのは、冬に獲得したDFアンドレア・ラノッキアのスタメン出場だろう。同選手は古巣相手にインテルで初の先発を果たすことになる。

一方で、元ミランのレオナルド監督は、ミランのサポーターから抗議されていることについても言及。次のようにコメントした。

「リスペクトするよ。私は、さまざまな観点から多くの解釈ができる状況だと思っている。だから、リスペクトするよ。ただ、私には私の見方があるんだ。自分が経験してきたこと、自分の中にあることを分かっているからね。私は落ち着いている」

また、モウリーニョ監督が年間最優秀監督に選出されたことや、バルセロナFWリオネル・メッシがバロンドールを受賞したについては、このように述べている。

「(モウリーニョに)ふさわしい賞だね。彼がやってきたこと、勝ち取ってきたことだけからじゃなく、そのやり方からもふさわしい。(バロンドールなどが発表された)昨夜は、バルセロナとインテルが表彰された夜だったと思うんだ。そしてそれは正しいことだよ。モウリーニョへの賞と、バルセロナの3選手が(バロンドールを)争ったことで、ほかよりもうまくやった2チームが表彰されたんだ」

「(メッシの受賞が)サプライズだったか? 正直、メッシがどういう選手かという意味ではサプライズじゃなかったが、バロンドールという瞬間であることを考えればサプライズだった。でも、彼がそれにふさわしくないと言うことはできないよ。今年のタイトルを考えれば、違う方に向かっても良かったと思えるけど、私は現時点で圧倒的に世界最高である選手が報われたのだと思っている」