ロコモを知っていますか？
ロコモという聞き慣れない言葉を知っていますか？ 周りの独女たちにロコモを知っているかと聞くと、いろいろな答えが返ってきた。ロコモコ丼、ドコモ？ ロコモーションの略？ 文字を見て「くちこも」と呼んだ人もいる。
独女たちには認知度が低いのだが、ロコモとはロコモティブシンドロームの略で、日本整形外科学会により2007 年に提唱された概念のこと。筋肉、関節、骨などの運動機能が衰え、将来、寝たきりになるリスクの高い状態になることをロコモと呼ぶ。
たとえば腰が痛いとどうしても動かなくなる。身体を動かさなければ肥満になる。肥満になれば膝が痛くなる。膝が痛いとさらに動かなくなる。これがロコモ連鎖というもの。
おなじみのメタボは外見で判断できるが、ロコモは自覚症状がない。加齢とともに骨が減り、いつの間にか左右の足のバランスが悪くなっている場合もあると聞けば、ロコモはメタボより怖いのではないだろうか。
ロコモの原因として頻度が多いと考えられる変形性膝関節症と、変形性腰椎症、骨粗鬆症の有病率を計算し、そこから推定される40歳以上のロコモの対象者数は4700万人（男性2100万人、女性2600万人）とされている。つまり40歳以上の女性の約8割はロコモということになるのだ。
女性は女性ホルモンの影響で30歳頃から筋肉が減る。40歳頃からは骨が減るといわれている。閉経により女性ホルモンが減ると骨の破壊ばかりが進み、骨密度が急激に低下し、60代半ばを過ぎたあたりから、いつ大腿骨頚部骨折を起こしてもおかしくない状態になってしまうそうだ。
ロコモの恐ろしさを記したが、しかしまだ他人事、腰痛や膝関節の痛みは高齢者特有の症状だと思ってはいませんか。
まずは下記の項目をチェックしてみてほしい。
1、片脚立ちで靴下がはけない
2、家の中でつまずいたり滑ったりする
3、階段を上るのに手すりが必要である
4、横断歩道を青信号で渡りきれない
5、15分くらい続けて歩けない
6、2キロ程度の買い物（1リットルの牛乳パック2個程度）をして持ち帰るのが困難である
7、掃除機の使用、布団の上げ下ろしなど家のやや重い仕事が困難である
ひとつでも当てはまればロコモが疑われるとのこと。ドキッとした独女も多いのでは？
しかしロコモは誰でもなるわけではない。日頃から筋肉トレーニングをしていたり、特別なスポーツはしていなくても、日常的に身体をよく動かしている人はロコモになりにくいそうだ。それに身体を動かしていれば体重管理もでき、メタボも回避できる。
筋肉は安静にしていると一週間で10〜15％低下する。休日は家でごろごろしていたり、身体を甘やかしている人は、今は健康でも将来的にロコモになる可能性は高いから要注意だ。
老後はまだ先のことだけど、将来、寝たきりにはなりたくない独女たちは、今から足腰を鍛えておこう。ジムに通い、筋肉トレーニング、水泳を始めてみるのもいいかもしれない。ラジオ体操やウォーキングなら簡単に始めることができそうだ。
しかし運動するときに必要なのは必ずストレッチをすること。ストレッチには、
身体の柔軟性を高めるだけでなく、血液の循環がよくなり、脳を活性化する効果もあるそうだ。
そして忘れてはならないのは、バランスのよい食事をとること。女性は骨粗鬆症になりやすい。牛乳などカルシウムの多い食品は意識して摂取したい。（オフィスエムツー／佐枝せつこ）
■取材協力：株式会社カーブスジャパン
独女たちには認知度が低いのだが、ロコモとはロコモティブシンドロームの略で、日本整形外科学会により2007 年に提唱された概念のこと。筋肉、関節、骨などの運動機能が衰え、将来、寝たきりになるリスクの高い状態になることをロコモと呼ぶ。
たとえば腰が痛いとどうしても動かなくなる。身体を動かさなければ肥満になる。肥満になれば膝が痛くなる。膝が痛いとさらに動かなくなる。これがロコモ連鎖というもの。
おなじみのメタボは外見で判断できるが、ロコモは自覚症状がない。加齢とともに骨が減り、いつの間にか左右の足のバランスが悪くなっている場合もあると聞けば、ロコモはメタボより怖いのではないだろうか。
ロコモの原因として頻度が多いと考えられる変形性膝関節症と、変形性腰椎症、骨粗鬆症の有病率を計算し、そこから推定される40歳以上のロコモの対象者数は4700万人（男性2100万人、女性2600万人）とされている。つまり40歳以上の女性の約8割はロコモということになるのだ。
女性は女性ホルモンの影響で30歳頃から筋肉が減る。40歳頃からは骨が減るといわれている。閉経により女性ホルモンが減ると骨の破壊ばかりが進み、骨密度が急激に低下し、60代半ばを過ぎたあたりから、いつ大腿骨頚部骨折を起こしてもおかしくない状態になってしまうそうだ。
ロコモの恐ろしさを記したが、しかしまだ他人事、腰痛や膝関節の痛みは高齢者特有の症状だと思ってはいませんか。
まずは下記の項目をチェックしてみてほしい。
1、片脚立ちで靴下がはけない
2、家の中でつまずいたり滑ったりする
3、階段を上るのに手すりが必要である
4、横断歩道を青信号で渡りきれない
5、15分くらい続けて歩けない
6、2キロ程度の買い物（1リットルの牛乳パック2個程度）をして持ち帰るのが困難である
7、掃除機の使用、布団の上げ下ろしなど家のやや重い仕事が困難である
ひとつでも当てはまればロコモが疑われるとのこと。ドキッとした独女も多いのでは？
しかしロコモは誰でもなるわけではない。日頃から筋肉トレーニングをしていたり、特別なスポーツはしていなくても、日常的に身体をよく動かしている人はロコモになりにくいそうだ。それに身体を動かしていれば体重管理もでき、メタボも回避できる。
筋肉は安静にしていると一週間で10〜15％低下する。休日は家でごろごろしていたり、身体を甘やかしている人は、今は健康でも将来的にロコモになる可能性は高いから要注意だ。
老後はまだ先のことだけど、将来、寝たきりにはなりたくない独女たちは、今から足腰を鍛えておこう。ジムに通い、筋肉トレーニング、水泳を始めてみるのもいいかもしれない。ラジオ体操やウォーキングなら簡単に始めることができそうだ。
しかし運動するときに必要なのは必ずストレッチをすること。ストレッチには、
身体の柔軟性を高めるだけでなく、血液の循環がよくなり、脳を活性化する効果もあるそうだ。
そして忘れてはならないのは、バランスのよい食事をとること。女性は骨粗鬆症になりやすい。牛乳などカルシウムの多い食品は意識して摂取したい。（オフィスエムツー／佐枝せつこ）
■取材協力：株式会社カーブスジャパン
