フィオレンティーナは13日、コッパ・イタリア準決勝セカンドレグでインテルと対戦する。敵地でのファーストレグは０−１で敗戦。インテルを倒すのは常に大変なことだが、１点差を挽回しなければならないとなればなおさらのことだ。だが、前日会見に臨んだチェーザレ・プランデッリ監督は、集中力と落ち着きを見せながら、逆転を信じていると語った。

「簡単ではないと分かっているが、我々はやれると自信を持たなければならない。彼らはファイナル進出を望んでいるし、そのための戦力を整えている。しかし、我々もボールを持つたびに、自分たちに重要なことがやれるんだという自覚を持っているよ」

「すべてを一気に狙おうとすることが、最も大きな過ちとなるだろう。インテルの選手たちは１対１に強い。だから、90分間を通じてしっかりしていなければならないんだ。そこからバランスが生まれる」

「UEFAカップのレンジャーズ戦と似ている？　あのときは、誰もが我々にとって簡単な試合だと考えていたが、実際にはPK戦で我々が敗れ去った。だったら、今度もPK戦になることを願っているよ」

10日のリーグ戦でインテルと引き分けたことや、チャンピオンズリーグ（CL）のバイエルン・ミュンヘン戦やリヨン戦は、フィオレンティーナに何かしらを身につけさせたはずだ。

「我々は成長した。素晴らしいCLを送れたことが助けとなったんだ。２日前の試合のような雰囲気をつくり、サポーターたちをうまく引っ張っていかなければいけない。先発メンバー？　（マルコ・）マルキオンニや（マヌエル・）バルガス、（クリスティアーノ・）ザネッティらがサプライズになることを願っているよ」

中盤はこの３選手に加えてリッカルド・モントリーヴォが入り、前線はステファン・ヨベティッチとアルベルト・ジラルディーノが出場するだろう。一方、ディフェンスはロレンツォ・デ・シルヴェストリが右サイド。センターはチェーザレ・ナターリとペア・クロルドルップが務め、左サイドはフェリペとなる。

なお、プランデッリ監督はコッパ・イタリアのシステムについて、「別の時期に開催したり、優勝チームにチャンピオンズリーグ出場権を与えること」が改革になるのではないかと話している。