MFガエターノ・ダゴスティーノを巡るユベントスとウディネーゼの交渉は決裂したようだ。ユーベはダゴスティーノの獲得資金としてMFクリスティアン・ポウルセンをフェネルバフチェに750万ユーロ(約10億円)で売却する予定だったが、しかしポウルセンの夫人がイスタンブールへの転居を拒否。家族の意向としてポウルセンはユーベでのプレーを希望している。

「フェネルバフチェから好条件のオファーをもらえてとても光栄だ。しかしユーベから移籍したくない。家族が望む都市のクラブでプレーすることが、俺にとってもっとも大事なことなんだ」

ダゴスティーノの担当弁護士であるパオロ・ロデッラは、26日にウディネーゼとユーベの幹部と会談したが、しかし両者の言い分に相当な相違があることを確認している。しかしユーベとすれば、ダゴスティーノの獲得を焦っているいわけではない。すでに別の解決方法を備えているからだ。それはターゲットをダゴスティーノから、ラツィオのMFクリスティアン・レデスマに変更するというものだ。

ラツィオのクラウディオ・ロティート会長はレデスマの移籍金を1500万ユーロ(約20億円)に設定しているという。またレアル・マドリーのMFマアマドゥ・ディアッラについても、ユーベは移籍交渉の窓を開けたままにしている。R・マドリーが膨れ上がる人員を少しでも整理するために、M・ディアッラの移籍金――2200万ユーロ(約29.4億円)――を下げるだろうと、ユーベは考えているからだ。