インテルのジョゼ・モウリーニョ監督は「Telelombardia」のインタビューで、移籍の噂があるFWズラタン・イブラヒモビッチの残留を強調した。

「何が起こるか分からないサッカー界において、『絶対』と言えるようなことはないかもしれないが、レアル・マドリーがクリスチアーノ・ロナウドを獲得するような莫大な資金を(イブラヒモビッチ獲得のために)用意できるクラブはないだろう」「デコとカルバーリョ? また彼らを指導できればいい。しかしこれはチェルシーが決めることだ」

「イブラの市場価値に見合う金額を用意できるクラブはないだろう。レアル・マドリーがクリスチアーノ・ロナウドを獲得するような莫大な資金をね。しかしサッカー界では何が起こるか分からない……」

モウリーニョ監督は「Telelombardia」のインタビューで、イブラヒモビッチについてこのように話した。

「レアル・マドリー? カカとC・ロナウドを獲得したレアルの動きが移籍マーケットのバランスを崩すとは思えない。もしかしたらレアルは2チームを作ろうとしているのだろうか。しかしカカとC・ロナウドを加え、それに他の選手たちも健在だし、これ以上の動きを見せることはできないだろう」

『もし獲得できるなら、エトー、ドログバ、ベンゼマのなかから誰を選びますか?』という質問に対し、モウリーニョ監督は「イブラヒモビッチ」と答えた。イブラヒモビッチはもちろん、モウリーニョ監督は同じく移籍の噂のあるマイコンも手放すつもりはない。それはインテリスタのためだという。

「インテルというクラブは選手のものではなく、もちろん監督のものでもないし、トレーナーのものでもない……。われわれの誰かがいなくなったとしても、インテルというクラブをイメージすることは容易いが、しかしティフォージのいないインテルなんて想像もできない」

最後にモウリーニョ監督は、獲得をめざしているチェルシーのMFデコとDFリカルド・カルバーリョの話題にも触れている。

「自分のチームの選手ならともかく、彼らはチェルシーの選手だ。他のクラブの選手のことをあれこれ言うつもりはない。ただ何かの話が進展すれば歓迎したいね。しかしすべてを決めるのはチェルシーだ」