■『ツンデレクッキー』
価格:735円(税込)、販売:(株)大藤

<オススメ度★★★☆☆> 〜べ、別に買ってほしいわけじゃないんだからねっ〜
絵はいいんですよ絵はすごく。『ツンデレクッキー』という名前もキャッチーで、見た目はほぼパーフェクト。なのにクッキーの味がションボリなんですよね(泣)。微妙にクセのあるイチゴ風味というか、多分香料がちょっと多いんではないかと……。不味いとまでは言いませんが、これが普通のミルククッキーとかだったらかなり高評価だった気がします。味が足を引っ張ったので残念ながら3つ星。

4人全員がツンデレですか。なんという天国。現実ではあり得ないラブコメ展開が脳内を駆けめぐって、さあ大変。見た目はホント最高。ストロベリー味という変化球で攻めるにしても、味付けはもう少しなんとかしてほしかったです。


■『萌えたんルーレット』
価格:525円(税込)、販売:(株)大藤

<オススメ度★★★★☆> 〜愛があれば辛さも耐えられる〜
「どどどどれが辛いかわからなくなっちゃいました」のおどおどメイド最強。次点は多分ツンデレ(基準は中尉基準)。メイドカードが1枚封入。当たりの激辛饅頭は見た目では判断できません。ハズレ饅頭を引いた時の安堵感が病みつき?

6個に1個の割合で激辛饅頭が入っているロシアンルーレット式のお土産です。ノーマルの饅頭は、甘さ控えめの餡が美味しい納得の出来。激辛饅頭は食べた瞬間はよく分かりませんが、後からトウガラシがピリピリきいてきます。極悪な辛さではないので、当たりを引いてもさほど心配はいらないと思います(ギリギリ1個食いきれる程度の辛さ)。二頭身キャラの箱絵や封入カードは、ツボを押さえた作りで良いんじゃないかと。饅頭を口に入れる時のドキドキ感は、一度体験していただきたいものです。

■『電撃焼』
価格:840円(税込)、販売:(株)ムービック NNI

<オススメ度★★★☆☆> 〜気になる中身はどーなってるの?〜
箱絵の全面積の半分を占拠しているのは『灼眼のシャナ』のシャナ。思わずワクテカしてしまう罪なデザインです。箱を開けてこの人形焼が出てきた時のガッカリ感ときたら……。どうせなら中身はこうですよと箱に明記してほしかった。

これは元々「電撃15年祭」というメディアワークス創立15周年記念のイベント用に作られたものです(2007年11月開催)。どういうわけかアニメイトで普通に売ってました。箱絵のデザインはまずまずなんですが、中身を開けてビックリ。まさか人形焼の焼印が電撃マークとは……。冷静に考えれば、シャナ(※3)やホロ(※4)の焼印をするとなると版権的に面倒になるので、こういう処理になるのは当然といえば当然。大人の事情は分かるんですが、ファン心理としては微妙なところです。人形焼の味は可もなく不可もなく。資金に余裕のある場合にのみ買うのが正解でしょう。
(※3)シャナ:電撃文庫のライトノベル『灼眼のシャナ』のヒロイン。最強のツンデレ。メロンパンが好き。
(※4)ホロ:電撃文庫のライトノベル『狼と香辛料』のヒロイン。狼の耳と尻尾を持っている。酒好き。

■まとめ
図らずも(株)大藤製品だらけになってしまいました。箱のデザインだけで判断して適当に買ったのに、8個中7個が大藤製品とは驚きです(企画は他社が担当というパターンもありましたが)。もっと他のメーカーが参加しても不思議ではない市場だと思うんですが、大手は興味ないんでしょうか? 「ツンデレかっぱえびせん」とか「メイドカール」とか「萌えソフトサラダ」とか、秋葉原限定で販売したら面白いと思うんですが……。どうもしばらくは秋葉原における(株)大藤の天下は続きそうであります。

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レッド中尉(れっど・ちゅうい)
プロフィール:東京都在住。アニメ・漫画・アイドル等のアキバ系ネタが大好物な特殊ライター。企画編集の仕事もしている。秋葉原・神保町・新宿・池袋あたりに出没してグッズを買い漁るのが趣味。

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