重傷を負ったキングスレイ・コマン(靭帯結合部損傷)、ラフィーニャ(足首の内側側副靭帯)、そしてコランタン・トリッソ(前十字靭帯断裂)らの影響もあり、16名のフィールドプレイヤーのみでCL初戦に臨むこととなったバイエルン・ミュンヘン。

 さらに週末のレヴァークーゼン戦にて臀部に負傷を抱え、月曜日の練習を途中で中断していたレオン・ゴレツカだったのだが、こちらは大事には至っておらず、水曜日に行われるベンフィカ戦までには間に合う見通しだ。

 また月曜日の練習では胃腸に問題を訴えていたフランク・リベリも帯同。ニコ・コヴァチ監督は「我々には16人の、万全な状態にあるフィールドプレイヤーが控えている。何も危ういことなどないし、悲観することも言い訳を探すようなこともしない」と強調。最終調整では親指に問題を抱えるティアゴ以外は全員参加した。

 今回のベンフィカでの戦いは、2016年まで在籍していたレナト・サンチェスにとっては当然のことながら、2004年のユーロでクロアチア代表の一員としてイングランド戦に出場し、先制点を決めながらも2-4で敗戦したこの場所は、コヴァチ監督にとっても記憶に残る場所だ。

 今季からバイエルンの指揮官へと就任した同氏は、「我々はここに勝つためにきた。状態はいいし、自信をもって臨んでいる」とコメント、主将のマヌエル・ノイアーも、「リーグ戦でいいスタートを切ったし、とても自信をもてている。首位でグループリーグ突破を決めたいところだね。それが目標だ。バイエルン、ここにありというところをみせたい」と意気込みをみせた。


バイエルンのメンバー:
GK: ノイアー、ウルライヒ、フリュヒトル
DF: アラバ、ボアテング、フメルス、キミヒ、ズーレ
MF: ニャブリ、ゴレツカ、ハメス、マルティネス、チョン、ミュラー、サンチェス、リベリ、ロッベン、ティアゴ、ウィル
FW: レヴァンドフスキ、ワグナー
 
バイエルンの先発予想:ノイアー - キミヒ, J.ボアテング, フメルス, アラバ - マルティネス - T.ミュラー, ティアゴ - ロッベン, F.リベリ - レヴァンドフスキ