ファミマ、「24時間営業見直し」に波紋

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ファミリーマート(以下、ファミマ)が24時間営業の見直しを推し進めていると『毎日新聞』など複数メディアが10月31日に報じた。ネットでは、24時間営業の是非をめぐり議論が巻き起こっている。

記事によれば、一部店舗の営業時間を短縮する実証実験を実施することで、売り上げや人件費への影響を検証。その結果をもとに24時間営業を継続するか見極めるという。背景には、人手不足の深刻化による人件費の高騰があげられる。

ファミマは全国約1万7800店舗のうち、オフィスビル内などの店舗を除き、約95%は24時間営業を実施している現状がある。すでに一部店舗で来店客の少ない深夜帯に限り、時間を短縮した営業を試みているという。

例えば、東京・中央区の日本橋人形町一丁目店では、7〜23時の営業で土日祝は休みという珍しい営業形態。また、荒川区の町屋店も6〜25時の営業だ。

Twitterでは、

“交代勤務してる身としては正直やめてほしい深夜の休憩に食べる飯どうすんの?”
“ファミマが24時間経営やめたら俺はどこに行けばいいんだ”

と憂える声があがる一方で、

“全店舗24時間の必要ないと思う。必要に応じて見直すのは間違っていない。”
“地元のデイリーヤマザキは夜は閉まるし、日曜は休みやぞ!!”

と賛成する意見も。また、

“深夜も開いている店が徒歩圏内に何軒もある状態は、幾ら何でも過剰だろう。”
“さ、どうなるかな。正直今の日本の現状を考えると…働き方改革の1つとなるか否かって感じがします。”

と24時間営業の店が乱立していることを問題視するような声もあった。

一方で、セブン-イレブンは、24時間営業の見直しに消極的のようだ。古屋一樹社長は、『日経ビジネス』の取材に対して、「仮に営業時間を午前7時〜午後11時に変えれば、店全体の売り上げは3割落ちる」と、難色を示しているという。

「24時間営業」見直しをめぐっては、すでにファミレス業界でその波が広がっている。昨年はロイヤルホスト、ガストが相次いで営業時間の短縮を決定。ファミレスの代替として台頭してきたコンビニがその一因とされているが、皮肉なことにそのコンビニも見直しを迫られる流れとなるか、ファミリーマートの実験結果が待たれる。
(山中一生)

■関連リンク
ファミリーマート公式ウェブサイト
http://www.family.co.jp/
24時間営業見直し ファミマが実証実験
https://mainichi.jp/articles/20171031/k00/00m/020/165000c
ファミマ、24時間営業の見直し着手
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/102700177/102700002/