23分に強烈なミドルシュートを叩き込んだT・アウベス。清水はこの1点を守り切れなかった。(C)J.LEAGUE PHOTOS

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[J1リーグ11節]清水1-1鳥栖/5月14日/アイスタ
 
 アウェーの鳥栖が土壇場で粘りを見せ、1-1の引き分けに終わった。

 清水は前節のG大阪戦で足首を負傷し出場が危ぶまれていた松原后が左SBでスタメンに名を連ねた。一方の鳥栖は、主将の豊田陽平が怪我によりベンチから外れ、チョ・ドンゴンとビクトル・イバルボが前線でコンビを組んだ。
 
 前半はホームの清水が押し込む展開が続く。12分、ペナルティエリア内に侵入した枝村匠馬がシュートを放つが鳥栖DFにブロックされる。14分にもチアゴ・アウベスのクロスに白崎凌兵が頭で合わせるもボールは枠を捉えきれない。
 
 決め手を欠いていた清水だったが23分、鄭大世が収めきれなかったボールに反応したT・アウベスが左足で強烈なミドルを叩き込む。ホームの清水が先制する。
 
 反撃に出たい鳥栖は31分、前線でのパス交換から抜け出したチョ・ドンゴンが強烈なシュートを放つが清水DFにブロックされる。40分、原川力がペナルティエリア内から狙うも、サイドネットに当たりゴールはならない。前半は清水の1点リードで折り返す。
 
 後半に入り47分、抜け出したイバルボがGKと1対1を迎えるが、六反勇治のセーブに遭い決定機を逃す。
 
 清水は58分、T・アウベスのスルーパスに抜け出した白崎が左足で狙うが、鳥栖DFに阻まれる。62分にはキム・ミンヒョクからボールを奪った鄭がGKと1対1を迎えるも、権田修一のスーパーセーブに遭いゴールには至らない。
 
 追いつきたい鳥栖は65分、イバルボに代えて池田圭、70分には福田晃斗を下げ水野晃樹をピッチに送り込む。一方の清水は、犬飼智也が負傷により退場し、71分に角田誠が投入された。
 
 清水は76分、T・アウベスに代え金子翔太、84分には枝村匠馬を下げ野津田岳人を投入し交代カードを使い切る。鳥栖も88分、青木剛に代え富山貴光をピッチに送り込み、1点を奪いに行く。
 
 アディショナルタイムに入り94分、鳥栖は交代出場の水野がGK六反を交わし左足のシュートを決め、土壇場で同点に追いつく。
 
 試合はそのまま1-1で終了。清水はT・アウベスのゴールを守り切れず、今季ホーム初勝利を逃した。一方の鳥栖は土壇場で同点に追いつき、アウェーで勝点1を獲得した。