1990年7月2日、オーストラリア生まれ。’11年にドラマ『PAN AM/パンナム』でハリウッド進出。’13年の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のレオナルド・ディカプリオの妻役で話題に。

写真拡大 (全2枚)

オネエ系映画ライター・よしひろまさみちさんの映画評。今回は悪党たちが主役のアクション大作『スーサイド・スクワッド』です。

*  *  *

まごうことなき今年のライジングスターは彼女! マーゴット・ロビーよん。なんでかっていうと、今年だけで助演女優として出演した作品が『ターザン:Reborn』と『スーサイド・スクワッド』の2本。どっちも超大作で、「今夏はマーゴットの夏ね!」と本人もウホウホ。

「(両作ともアメリカ公開が夏だから)夏が終わるころには『もう彼女はウンザリ!』って言われるんじゃないかって思ってるほどよ。でも、『ターザン〜』のジェーンは良妻で『スーサイド〜』のハーレイは精神錯乱してるド悪女。両極端な役だから飽きられないかしら?(笑)」

飽きるもなにも! だって、『スーサイド〜』のハーレイ・クインはド悪女かもしれないけど、いくとこまでイっちゃってるからむしろ強烈なインパクト!

「だよね〜(笑)。私も彼女のことはカッコイイと思うの。俳優としては演じがいのある刺激的な役だったわ。だってシンパシーを感じるところがほとんどないんだもの(笑)」

現場をしっかり楽しんでたマーゴットだけど、大変だったのは「トレーニングよ……」と曇り顔。

「原作でのハーレイの設定は体操選手なの。だから体操、それに柔術とボクシングもやったわ。しかもそのうえ、銃の訓練も。私が登場する最初のシーンでやってるシルクの布にぶら下がる、シルク・ドゥ・ソレイユみたいな動きも、自分でバッチリできちゃったほどよ」

先駆けて公開されたアメリカではすでにハーレイが大ブレイク。今年のハロウィンは彼女のコスプレだらけになるだろう、なんて予測も出てるほどなのよね〜。

「もう大興奮よ。ハロウィンが来るたびに、女子って男子キャラのコスプレを無理してやったり、ムダにセクシーな衣装着たりしてるでしょ。ハーレイは最高にクールで意味のあるルックスのキャラだから、私もうれしいわ。みんなマネして!!」

◇1990年7月2日、オーストラリア生まれ。’11年にドラマ『PAN AM/パンナム』でハリウッド進出。’13年の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のレオナルド・ディカプリオの妻役で話題に。

◇バットマンらによって投獄されていた悪党たちが、減刑と引き替えに命がけのミッションに挑むアクション大作。監督/デヴィッド・エアー 出演/ウィル・スミス、マーゴット・ロビーほか。9月10日より全国ロードショー。(C)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

※『anan』2016年9月14日号より。インタビュー、文・よしひろ まさみち(オネエ系映画ライター) 《anan編集部》