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ポケモンGOに出てくるポケモンには「CP(Combat Points)」、つまりポケモンの「戦闘力(強さ)」を示す数値が個体別に設定されています。CPは「ほしのすな」と「アメ」を使って強化できますが、強化できる上限はトレーナーのレベルによって変動します。一方で、CPは「アタック(攻撃力)」「ディフェンス(防御力)」「スタミナ(体力)」という見えないステータスから算出されているため、CPが同じポケモンでも優劣が出ることがわかっています。そこで手持ちのポケモンがどれくらい強いのか、表示されないポケモンの個体値を割り出すウェブサイトが登場しています。

Pokemon Rater

https://jackhumbert.github.io/poke-rater/

Pokemon GO Tools | The Silph Road

https://thesilphroad.com/research

◆Pokemon Rater

ポケモンのCPは手持ちのポケモンの個別ページに表示されており、以下のピジョットのCPは「513」です。ポケモンの周りに表示されている白い半円メーターはレベルを表しており、右端までメーターが進むとレベルアップ(強化)の上限となります。「Pokemon Rater」と「Pokemon GO Tools」というウェブサイトでは、調べたいポケモンを選択してトレーナーのレベルや、ポケモンのCPやレベルなどの情報を入力することで、手持ちのポケモンの個体値を計測することができます。



まずはPokemon Raterを使ってピジョットの個体値を調べてみます。Pokemon Raterを開くと自動的にフシギダネが選択されているので、まずはフシギダネをクリック。



すると全ポケモンがイラスト表示されるので、ピジョットを選択します。



ポケモンを選択したら「Trainer Level:」のところにあるバーを移動させて自分のトレーナーのレベルを入力。



次に「Arc Position」のバーを自分のポケモンの半円状のメーターが指しているあたりまで移動します。レベルは0.5刻みなので、手持ちのポケモンのメーターと全く同じ位置に合わせるのは難しいのですが、「NEEDED FOR POWER UP(強化に必要なアイテム)」に書かれている数値と手持ちのポケモンの強化に必要なアイテムの数を見比べれば、ある程度絞り込むことが可能。



「Pokemon CP」の欄には、手持ちのポケモンのCPと同じ数値を入力します。



さらに「Pokemon HP」を手持ちのポケモンのHPと同じ数値に合わせます。これらの項目を入力する時に自分のポケモンの数値がない場合は、Arc Positionの位置を調整すればOK。



このようにピジョットの数値を全て入力すると、一番下に個体値が表示されました。レベル9.5のピジョットのCP最低値は「477」で、最高値は「566」。アタックとディフェンスから割り出した「BATTLE RATING」は48.6%とあり、同じCPのポケモンの中でも平均より少し弱い模様。全ステータスから計算した「CP RATING」は40.4%で、これも平均以下。スタミナから計算された「HP RATING」は16.7%で、平均よりかなり低く、総合的に個体値が低いポケモンということが判断できます。



また、左側には「Best Moves(ベストなわざ)」「Best Moves Against(効きやすいわざ)」「Types Good Against(得意なタイプ)」「Types Bad Against(不得意なタイプ)」「Pokemon Good Against(得意なポケモン)」「Pokemon Worst Against(不得意なポケモン)」が表示されています。



◆Pokemon GO Tools

Pokemon GO Toolsは「SPECIES STATS(種別ごとのステータス)」「EARN XP(アクションごとにもらえるXP値)」「TRAINER LEVELS(トレーナーのレベルごとにアンロックされる報酬ともらえるアイテム)」「IV RATER(個体値計算機)」「MOVES(わざリスト)」など、ポケモンの情報をカテゴリごとに分類したデータベースになっています。ポケモンの個体値を調べるには「IV RATER」をクリック。



調べたいポケモンを選ぶにはフシギダネのイラストをクリック。



ちょっと小さくて見づらいですが、一覧からポケモンを選択します。



今回はカイロスの個体値を調べます。まずはトレーナーのレベルを入力。



次に手持ちのポケモンのレベルを設定します。



強化に必要なアイテムに差異がないかチェックしたら、ポケモンのCPとHPを入力して「RATE MY POKEMON!」をクリック。



すると以下のようにカイロスの個体値が表示されました。アタックやディフェンスは平均より秀でているものの、スタミナが最低値なので、総合的には平均より少し低いくらいだそうです。



このようにしてポケモンの個体値を知っておけば、強化や進化させるにあたって、手持ちのポケモンが優秀な個体かどうかを判別するのに役立てることができます。なお、今回使ったツールはポケモンの半円のレベルメーターの入力に少しの誤差が生じる可能性があるのですが、正確なレベルを測定するべく「レベル確認用分度器」を作成したガチ勢も出現しています。

ポケモンGO】個体値厳選のやり方 〜レベル確認用分度器作成のススメ〜 - bohemia日記

http://bohemia.hatenablog.com/entry/2016/07/25/004711