損害保険の大手で、またもや不適切な慣行が蔓(まん)延(えん)していたことが判明した。いつになれば旧弊と決別できるのか。各社は猛省し、今度こそ膿(うみ)を出し切らねばならない。東京海上日動火災保険、損害保険ジャパン、三井住友海上火災保険、あいおいニッセイ同和損害保険の損保大手4社は先月末、情報漏えいについて金融庁に報告書を提出した。漏えい件数は、計約250万件に上るという。情報漏えいは、損保各