超新星の1種である「Ia型超新星」は、爆発時の真の明るさが一定であるという性質をもとに、見た目の明るさと真の明るさを比較して距離を測定するための標準光源として多用されています。しかし、光の波長が極端に引き伸ばされる遠方の宇宙においても、Ia型超新星は標準光源としての性質を失っていないのかどうかについては議論がありました。宇宙望遠鏡科学研究所(STScI)のJustin R. Pierel氏を筆頭著者とする国際研究チームは、