東京電力は27日、福島第1原発で処理水を海洋放出したタンクについて、来年1月にも解体に着手する方針を示した。2025年度末までに21基を解体する。タンクは溶接型で、敷地内に約1000基ある。東電は廃炉作業を進める用地を確保するため、昨年8月から処理水放出を開始。これまでに計6回で約4万6800トンを海に流した。東電は来月以降、タンク内に残った水の処理や障害物撤去を始める。