(写真:USSIE/PIXTA)第二次世界大戦時、ユダヤ人強制収容所という過酷な状況を生き抜いた人たちには、ある共通した考え方がありました。戦後、医療社会学者アーロン・アントノフスキー博士が彼らの「逆境を乗り越える力」を詳細に研究・分析し、まとめたのが「首尾一貫感覚」です。同博士は『夜と霧』の著者、心理療法・ロゴセラピーの創始者として知られるヴィクトール・E・フランクル氏からも影響を受け、「首尾一貫感覚」を提