記者会見する岸田文雄首相(写真:時事)第2次岸田再改造内閣が9月13日夜、発足した。「時期、内容が二転三転」(官邸筋)した末の自公政権新体制スタートとなった。その結果、岸田文雄首相と続投した麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長の複雑な駆け引きが、2年目を迎える岸田政権の前途に暗影を投じている。今回の党役員・内閣改造人事で岸田首相が狙ったのは、「政権発足以来の念願だった自前の人事体制」(側近)だった。そのため