二松学舎大付が東東京大会の決勝戦で10回も苦杯をなめたことなど、もう昔のことだ。OBである鈴木誠也(広島東洋カープ→シカゴ・カブス)のプロ野球での台頭が、後輩たちに強い影響を与えた、と市原勝人監督は言う。「2014年の夏、誠也の2年後輩の選手たちが甲子園出場を果たしました。彼らは誠也がプロ野球の一軍でプレーするのを見て『よし、俺たちも!』と思ったはずです。勇気と自信をくれました」メジャーリーグで奮闘