2020年から続くコロナ禍。緊急事態宣言などで、外出の自粛が要請される一方、航空、新幹線、高速バスなどの中長距離移動を支える交通インフラ・観光産業に打撃を与えている。交通運輸や観光などの業界で働く約60万人が加盟する全日本交通運輸産業労働組合協議会(交運労協)によると、2020年度上半期決算では、「鉄道・バス」「空運」などでいずれも赤字だった。こうした苦境に、従業員の雇用不安も続いているという。そんな苦境が