孤独死や他殺などさまざまな事情で放置された遺体の現場を処理する「特殊清掃」という仕事がある。20年以上、特殊清掃の仕事を続けている高江洲敦氏は「強烈な死臭や大量の虫も今では意に介しません。ただ、数多くの現場を経験した今でも、どうしても慣れることができない作業があります」という――。※本稿は、高江洲敦『事件現場清掃人死と生を看取る者』(飛鳥新社)の一部を再編集したものです。■ヤニで汚れた引き戸の先に