銀河の中心方向であり沢山の星雲を見つけることのできる「いて座」に存在する「M20」は口径の小さな望遠鏡でも見つけやすい散光星雲です。「M20」は可視光で観測すると、光を吸収する暗くぼやけた黒い帯によって3つに分断されている様に見えることから「三裂星雲」とも呼ばれています。スピッツァー宇宙望遠鏡の赤外線カメラによって撮影された疑似カラーの画像を用い、天文学者たちは星雲の構造や可視光では塵やガスの雲で見るこ