「ある日、義母あてに“銀行”から電話があり、使用口座の確認という名目で口座番号や名義、住所、電話番号を聞かれたそうです。紳士的かつ、やさしい口調で疑いもしなかった、と話していました」都内在住の小沢いずみさん(55歳=以下、すべて仮名)はそう顔を曇らせる。先日、同居の義母・聡子さん(84歳)が「なりすまし詐欺」で126万円を騙し取られたのだ。電話を切ったあと、聡子さんは急に不安に。銀行に電話をかけて