スウェーデンリーグでGKコーチ兼用具係の42歳が先発GKに昇格する珍事

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スウェーデン代表のヘンリク・ラーション氏は今シーズン、スウェーデンのヘルシンボリの監督に就任し活躍中だが、その開幕戦の試合で彼がとった苦肉の策が話題となっている。

リーグ開幕戦を迎えたヘルシンボリだったが、主力ゴールキーパーと控えのキーパーがケガで戦線離脱し、キーパーが1人もいない状態になってしまった。そんな選手不足を解消するべくラーション監督は、42歳のGKコーチ、ダニエル・アンデルソンを選手に昇格させプレーさせたのだ。

英<メトロ>によると、アンデルソン選手は元スウェーデン代表で、現在はヘルシンボリで用具係とGKコーチを兼業しているのだが、なんとパートタイマーなのだという。

アンデルソン選手はこの日、無失点で切り抜け、ラーション監督の期待を上回る活躍で勝利に貢献した。試合のハイライト動画では、ややオッサン体型ながらも果敢にファインセーブをするアンデルソン選手の活躍が確認できる。

監督は試合後、本人を伴い「多くの人が感銘を受けたはずだ。彼はほとんどミスをしなかった。とにかく、彼のようになんでもこなせる男がいて僕は本当にハッピーだよ」と感謝し活躍を讃えている。