ユベントス対ミランのオフサイド判定を巡る論争 いまだ収まらず

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2月7日のセリエA、ユベントス対ACミラン戦のオフサイド判定を巡り、試合が終了してなお両チームがメディアやウェブサイトを通じて対立を続け、ネット上ではサポーターも巻き込んで大論争に発展している。

問題の判定は、ユベントスの先制点を決めたカルロス・テベス選手へのパスがオフサイドか否かというもの。ユベントスはチームの公式チャンネルに検証画像を掲載しゴールの正当性を主張している。これに対しミランはオフサイド、つまり誤審であると主張し、「表示画像が平行ではない」と批判。

ミランのガッリアーニCEOは、「彼らの先制ゴールはリプレイされなかった。また、この試合の画像作成はユベントスに管理されているので、今後の会議で抗議する」と、ユベントスが画像を偽っているかのような発言をしている。

対するユベントスは、クラブの公式サイトで「ガッリアーニ氏は規則を無視して発言し、3-1という明らかなチームの敗戦からサポーターの目を逸らそうとしている」との声明を出したが、さらにミランが「高慢とはユベントスのことを意味する」と猛反発し、事態は泥仕合の様相だ。

この論争はイタリアのテレビでも連日放送され、大手＜スカイ・スポーツ＞などは「ユベントスの画像操作はない」と主張している。しかし、肝心のオフサイドについて結論を見送っている模様だ。

ミランのサポーターが集まるフォーラム「THE RED&BLACK FORUMS」では、「基本的にみんなテベスがオフサイドだとは思っているが、線審を非難することは意味がないと思っている」「テベスやモラタ相手にディフェンスを上げている時点で馬鹿げている」「受け止めて前に進むべき」といったコメントが大勢を占めており、両クラブの泥仕合からは一歩引いた構えを見せている。