11日、NHK「サンデースポーツ」では、プロ野球選手で北海道日本ハムファイターズ大谷翔平と競泳選手・萩野公介による対談の模様を放送した。

「二刀流」「マルチスイマー」としてそれぞれ他の選手にはない高みを目指している両者は「モチベーションという意味では現状の方が数倍頑張れる」(大谷)、「(一つの種目に絞れと)そういう人達を黙らせるような結果を出せればそれで文句ないんじゃないかと思ったりするから、それもモチベーションになる」(萩野)と語った。

すると次に挙げられたのは「1億円」というテーマだ。萩野から「単純にカッコいい」と言われるも、最初はうまく言葉が出てこなかった大谷。それでも「最初は自分のお金というか懐具合を世間の方々にどれぐらい貰いましたっていうのを何で言わなきゃいけないのかなって」と切り出した。

当初は年俸を公開することに迷いを感じたという大谷だったが、「20歳でこれぐらい貰える競技なんだというか、頑張ればこれぐらいいけるのかなっていうところで子供達がそこの基準でもしかしたら野球を頑張ればここまでいけるんだっていうところで必要なのかなっていうのは、この額を貰って初めて考えるようになった」と説明した。

さらに1億円という額について「最初はお金とか言いたくないって思ってたけど、考え方が変わるきっかけになった金額ではある」と改めて語る20歳の大谷であった。