ドバイに訪れたらぜひ楽しみたい「デザート・サファリ」の魅力

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近頃なにかと話題を集めているドバイ。いろいろなところで話を聞くので、筆者も休みを利用して行ってまいりました! ドバイは、超バブリーかつ近未来的なのに、どこかなつかしい異国情緒が共存していてなんとも魅力的な空間でした。今回とりわけ感動したのは、ドバイの近未来ビル群……ではなく、その周りを囲むオリエンタルなムード漂う「砂漠」! 

さてそんな、ドバイに訪れたらぜひ楽しみたい「デザート・サファリ」の魅力をここで紹介したいと思います!

【砂漠の上をまるでジェットコースターのように走る! 4WDに乗るスリリング体験】


筆者が参加した「デザート・サファリ」は、想像以上にアラビアンな体験ができる約7時間の砂漠ツアー。ドバイに行ったらぜひ楽しみたいもののひとつです。

このツアー、まず驚くのは、しょっぱなから繰り広げられるスリリングなドライブ。4WDに乗ってキャンプ地に向かうのですが、乗車するやいなやスタッフの男性から黄色いビニール袋を手渡されます。彼いわく「気分が悪くなったら使ってね」とのこと……。そう、乗った車はいきなりジェットコースターのように走り出すんです! しっかりとつかまって足を踏ん張らないと、ぐわんぐわんと体が持って行かれてしまいそう。というのも、「砂丘」という名のとおり、デザートサファリはかなりのデコボコ道なのです。砂を巻きあげながら小高い丘を猛スピードで駆け上り、すぐさま急降下する車はアトラクションそのもの。

こんなドライブ、日本では決して味わえません……! ツアー冒頭から、テーマパークに来たかのようなスリルでおもてなしです。

【砂漠の真ん中にあるベドウィンの居住区へ】


スリリングなドライブの末たどり着くのは、砂漠に設置されているキャンプサイト。ここではドバイで一般的な鷹狩りや、水タバコ(シーシャ)、ヘナペインティングなどが楽しめます。

・砂漠の中をラクダに乗って歩くキャメルライド
ラクダに乗り降りする際は、突然ラクダの肢体が上下するので注意が必要ですが、歩きはじめると高い位置から砂漠が一望でき、とても心地が良いです。安心しきって両手を離すととても危ないので、しっかりとラクダに掴まって楽しみましょう!

・砂丘の最も高い所に行き、砂漠に沈む夕日が見られる!
ラクダを楽しんだあとは、みんなで小高い丘にのぼり日が沈むのを待ちます。昼間は暑かったのですが、移動の車のなかではエアコンが効いているので安心。日没の頃になると夏でも涼しくなるので、上着を持っていくべし。 
オレンジ色の太陽が砂漠に溶け込んで行く様子は、なんともオリエンタルで美しい光景です。砂漠に来たら、絶対に夕日は見逃せませんよ!

・手に染物をするヘナの体験
また、ここでぜひ体験したいのが「ヘナペインティング」です。かつて日本でもヘナのヘアカラーを楽しむブームがありましたが、アラブ地域でヘナは伝統的なもの。数週間で色が落ちるというヘナの特性をいかして、現地ではボディペインティングを楽しむことができます。

繊細な模様でも、30秒から1分ほどで完成。筆者は腕のうちがわにスルスルと一筆書きで綺麗な文様を描いてもらったのですが、実際に1週間ほどすると綺麗に消えたので一安心。これもドバイならではな体験でした。

・ハブリーバブリーとも呼ばれるシーシャ(水タバコ)
また、忘れてはならないのが「シーシャ」! 最近では日本でも人気がありますよね。シーシャとはアラブの伝統的な水タバコのことで、普段タバコを吸わない人でも楽しむことができます。このツアーではシーシャを楽しめるスペースが用意されていて、アップルフレーバーや、バニラフレーバー、ミントフレーバーなどの、現地の風味豊かなシーシャが取揃えてありました。

筆者が気に入ったのはミントフレーバー。頭がすっきりするさわやかな風味は最高でした。でも、初体験の人は無理をしないことが重要、とのこと! ちょっとずつフレーバーを試してみて、自分の体に合うか確認しながら楽しんでみてください。

【ベリーダンスを見ながらおいしいバーベキューディナー】


ドバイの魅力の一つといえば、本場のアラブ料理が食べられるところ。サファリツアーってことは、砂のうえで食べるの? なんて思うかもしれませんが、食事はサファリのコースに設置されたキャンプ場でいただくことができるのでご安心を。
バーベキューディナーは、スパイスの香りが漂う絶品ケバブや前菜メゼなどがずらり。とっても美味です。

楽しく食事をしていると、なにやらBGMが。そう、はじまったのは本場のベリーダンス・ショーです! いかにも本場の体型をしたお姉さまが現れて、アラビア音楽のリズムにのって腰を振りまくる! かっこいいです。

臨場感たっぷりだなぁと人ごとのように鑑賞していると、突然お姉さんが観客をステージに誘いはじめるという珍事が! 旅の恥はかき捨て、という感じで日本人観光客も喜んで踊っておりました。

さて、そんな楽しいベリーダンス・ショーが終わると、場内アナウンス。「これから5分から10分、明かりをすべて消します」と言うので驚きましたが、天を仰いで納得。そう、砂漠で「満天の夜空」を楽しむ時間だったのです。東京で暮らす筆者にとって、こんなに輝く星を見たのは生まれて初めてで感動しました。電気のない砂漠の地で、本来の夜空を体験することができるのは、ドバイの旅ならではですね。

近未来的で、バブリーなイメージを払拭してくれた今回のデザート・サファリツアー。ドバイに訪れた際は、ぜひ砂漠に行って大自然の魅力を存分に堪能してみてください。
(とりかわさん)