ライバル・リヴァプール本拠地に前マンU監督モイーズ氏の銅像建つ

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 22日に日本代表MF香川真司の所属するマンチェスター・Uの監督を退任したデイヴィッド・モイーズ氏だが、同クラブのライバルであるリヴァプールの本拠地であるアンフィールドに、同氏の銅像が建った。イギリス紙『デイリーメール』が報じた。

 この銅像は大手ブックメーカーである『パディ・パワー』が宣伝のために作ったもの。台座には「For services to Liverpool Football Club」(リヴァプールFCのために奉仕)と記載。マンチェスター・Uは今シーズン7位に沈む一方、リヴァプールは現在首位と優勝に近づいている。ライバルの失速に“貢献”したモイーズ監督への皮肉は、リヴァプールファンに好評だったようだ。同社は、モイーズ前監督のマンチェスター・U最後の指揮となったエヴァートン戦でも、ベンチ近くの観客席に死神のコスプレをした人間を派遣していた。

 プレミアリーグとなった1992−93年以降、優勝を重ねてきたマンチェスター・Uは、フットボールリーグ時代を含め20回と、歴代1位の優勝回数を誇っている。一方のリヴァプールは18度の優勝を飾っているが、1989−90シーズン以降、遠ざかっている。

 この銅像は27日に行われた2位チェルシーとの天王山の日にお披露目されたが、同試合でリヴァプールは0−2と敗戦。チェルシーとの勝ち点差を2に縮められ、1試合消化の少ない3位マンチェスター・Cとは勝ち点3差で、得失点差ではマンCが有利なため、全勝するとマンCが逆転する可能性が高い。