金魚を食べた猫に、飼い主は恐ろしい報復を。 (画像はイメージです)

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イギリスで先月中旬、飼っていた金魚を食べた自分の飼い猫に激怒した23歳の女が、猫を電子レンジに入れて加熱し殺害するという事件が発生した。「非常に衝撃的かつ凄惨である」とされたこの事件における裁判で、女に対し14週間の懲役刑が言い渡された。

『Daily Express』紙は、この事件は発生から3日後に女が通うバーンズリーの精神科における診察の際に、自分の行動について話したことで明らかとなったと報じている。

それによると女は事件当日の朝、猫にやられたと思われる金魚の死骸が台所に散らばっていたのを発見し、かっとなって猫を電子レンジに入れたという。ほどなくして自分の行いに気づき、電子レンジから猫を外に出したものの、5分ほど時間が経過していた。猫はまだわずかに息をしており、女は泣き叫びながら近所に住む義妹のところに猫をタオルで包み連れて行ったが、猫は苦しみの末死亡した。

今月13日にバーンズリーの治安判事裁判所で行われた裁判において、女の担当弁護士は「彼女は精神的に不安定な状態にあったものの、猫のことはとてもかわいがっていた。今回の事件は衝動的なものであり意識的に行ったものではない」と弁護したものの、判事からは「この事件は非常にショッキングかつ悲惨な事件である」とされ、女は懲役14週間の判決が言い渡された。また同時に、女は今後何らかの動物を飼うことを禁ずる判決も下されている。

その残酷な内容に対して決して重いとはいえない判決であるが、この件を告訴した英国動物虐待防止協会(RSPCA)のPaula Clemence氏はこれを歓迎しており、「私たちは今後、他の動物たちが今回のように虐待され苦しむ必要がなくなることを望んでいます」と話している。

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(TechinsightJapan編集部 椎名智深)