マイクロソフト「韓国は世界3位のマルウェア流布地」

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マイクロソフトは8日、2012年下半期のセキュリティー動向リポートを発表し、韓国はウェブサイト1000個あたり18個がマルウェア(悪性コード)の流布地として悪用されていることを明らかにした。

1000個あたり32個だった1位のブラジル、25個だった2位の中国に続き韓国は3位だった。

韓国メディア「NEWS1」によると、韓国のマルウェア数は7−9月期はサイト1000個あたり14.5個(世界平均9.46個)だったが、10−12月期になると17.88個(同10.85個)に増加。ウェブサイトを閲覧しただけでパソコンに自動的にマルウェアを実行する「ドライブ・バイ・ダウンロード」の数も0.29個見つかった。

一方、フィッシングサイトの数は、世界平均より少ない3.92個だった。

韓国金融保安研究院のソン・ジェモ情報保安本部長は、「韓国は通信インフラが発達しているが、セキュリティー面では弱く、ハッカーや悪性コードの流布者たちの主要ターゲットになっている」と述べ、「特に現在韓国国内で使われているパソコンのうち、32.9%が昔からのウィンドウズXPを使っている。セキュリティーが脆弱な旧基本ソフト(OS)の使用率が高いことが原因」と指摘した。

韓国では3月、放送局や金融機関の電子システムが一斉にまひし、パソコンとサーバーの合計3万2000台が影響を受ける事件が発生した。原因はハッキングによるマルウェアの感染が原因とされている。

・参照:NEWS1
・参照:マイクロソフト

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