プロ棋士VSコンピュータ将棋「電王戦」にA級棋士参戦&ニコ生決定、来年3月に火蓋が切って落とされる
(対局する)三浦八段に失礼がないよう無事一局を終えたいです」とコメントした。
GPS将棋に対する三浦弘行八段は、棋聖を獲得した経験を持つA級棋士(名人への挑戦権を争う10名のトップ棋士)の一人。
ニコニコ生放送にも将棋解説などで出演し、ニコニコユーザーからは「みうみう」の愛称で親しまれている。
コンピュータとの対局を引き受けた理由について、三浦八段は「私が引き受けなくてもA級棋士の誰かがやらなければいけない。
私がやる時点で(他のメンバーが)勝ち越してくれていると思いますので……」と笑いを交えながらコメントした。
質疑応答では、記者から「コンピュータ側は対局相手の棋士の棋譜を使って研究できるが、コンピュータには棋譜がなく研究しにくいため棋士にとってハンデとなる。
最新バージョンでなくとも、ソフトを事前に棋士に提供する方がフェアではないか」という意見が飛び出し、これにドワンゴ川上氏は「(棋譜の研究以外にも)コンピュータの方が体力の消耗がないなど人間よりも有利な点があります。
今後、コンピュータとの対局ではフェアになるようバランスをとるルールを作るべきかもしれません」と回答。
ソフトを事前に提供するかどうかという問題に関しては、この場では結論は出なかったが、今後対局がスタートするまでに調整するとした。
ついに現役トップ棋士が参戦した電王戦。
来春3月23日、戦いの火蓋が切って落とされる。