PK戦にまでもつれこんだセビージャ対フェネルバフチェは、ジーコ監督率いるフェネルバフチェが勝利し、クラブ史上初のベスト８入りを決めた。
　ファーストレグはフェネルバフチェが３−２で勝利。ホームで巻き返しを図るセビージャは、開始わずか５分、ダニエウ・アウヴェスが決めて先制すると、その４分後にはケイタの強烈なミドルが突き刺さって２−０。わずか10分間での２点リードにセビージャの楽勝ムードが漂うが、20分、フェネルバフチェもデイヴィッジのゴールで１点を返す。しかしセビージャの勢いは衰えず、41分にはカヌーテのボレーシュートで再びリードを２点に広げた。
　後半も一進一退の互角の攻防が続き、78分にはセビージャがルイス・ファビアーノを下げてレナトを入れ、ついに逃げ切り体制に入る。しかしその１分後、FKからデイヴィッジが値千金の２点目を挙げ、３−２。これでトータルスコア５−５の五分となり、試合は延長戦へ突入した。
　結局30分の延長戦でも決着がつかず、GKヴォルカンが３本セーブしたフェネルバフチェが３−２でPK戦を制した。

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