チェルシーのMFフランク・ランパードが３試合の出場停止処分を免れたことがわかった。４−０で勝利した１日のウェストハム戦でレッドカードを受けたランパードだが、サッカー協会（FA）は４日、この判定を無効にしたもの。
　ランパードは古巣のアプトン・パークの試合で、先制点を上げたあとに、ルイス・ボア・モルチへのファウルで退場処分となった。しかし、試合後、ピーター・ウォルトン主審はFAの管理委員会に対し、自身と副審がミスをおかしたことを認めていた。
　これでランパードはFAカップのバーンズリー戦、プレミアリーグのダービー、サンダーランド戦に出場できることになった。
　チェルシーは、ランパードの処分が４試合の延長される危険をおかしても、異議を申し立てたかいがあったというものだ。
　もっとも、ミドルズブラは先週、ジェレミー・アリアディエールの退場処分について異議を申し立てたが、規律委員会はレッドカードに対する根拠のない抗議として却下していた。
　今回のランパードの処分取り消しがいくら正当なものだとしても、ミドルズブラのキース・ラムCEOが言っていた、チェルシーのような「ビッグ」クラブと残りのチームには別のルールが存在するという疑問に拍車をかけたのはたしかだ。

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