1月31日で冬の移籍期間が締め切りを迎えた。その直前に大物フォワード2人の移籍が実現している。

 まずは、今シーズン開始早々、マルセイユからスペインのレバンテにレンタルされていたペギー・リュインデュラ(27)。レバンテの契約を破棄して、パリ・サンジェルマン(PSG)と3年半の契約を結んだ。

 リュインデュラはリヨンに在籍していた2003-2004年のシーズンに16ゴールを叩きだし、26ゴールで得点王となったシセ(当時オセール、現マルセイユ)、マルセイユで18得点をあげたドログバ(現チェルシー)らと並び称されたストライカー。翌シーズン、チェルシーに移籍したドログバの後釜としてマルセイユ入りしたが、期待に応えられず、昨季はオセールにレンタルで出された。マルセイユに戻った今季も、エモン監督の構想から外れ、スペインへ。リーガでは11試合に出場したが、無得点に終わっていた。

 パウレタに重圧がかかりすぎるPSGにとって、リーグ・アンでの経験が豊富なリュインデュラ(242試合、67得点)の獲得は心強い。代わりに今シーズン終了までの期限付きでパンクラットが、フェルナンデス監督(元PSG)のいるスペインのベティスに移籍することになった。

 もう一人は、冬の移籍市場の目玉といわれたサンテチエンヌのピキオンヌ。リヨンがオファーを出したものの、サンテチエンヌは拒否。その後、年俸交渉のもつれから放出を希望していたピキオンヌには、ランスのほか、ベティス、トテナム、ニューカッスルら国外クラブも関心を示していたが、土壇場になってモナコへのレンタルで決着となった。