加藤久輝(右)をパンチで攻めるスダリオ剛

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 格闘技イベント「RIZIN LANDMARK10」(17日、愛知・ポートメッセなごや)で、大相撲元十両貴ノ富士のスダリオ剛(27)が加藤久輝(42)に3ラウンド(R)1分11秒TKO勝ちを手にした。

 昨年大みそかに上田幹雄に敗れて以来、11か月ぶりのRIZINでの戦いとなったスダリオは、1Rはジリジリとプレッシャーをかけつつ打撃を放つ。さらにラウンド中盤と終盤には組み付く動きも見せたがテークダウンには至らなかった。2Rも同様の展開からラウンド終了直前に投げでこの日初めてのテークダウンに成功すると、体重を乗せたヒジを一発放ち額を割って流血させた。

 最終3Rは加藤のドクターチェックを行ってからゴングが鳴らされたが、開始とともに再び大流血で、ドクターストップ。復帰戦でTKO勝ちしたスダリオは「お久しぶりです。11か月ぶりの復帰戦で後味悪い試合をして、すいませんでした」と頭を下げる。再起を白星で飾り「いろいろあって、やっと最近立ち直ったところなので…。こんな勝ち方で『大みそか出たい』なんて言いにくいんですけど、もし出させてもらえたらいい試合します。もっとエキサイティングな試合ができるように頑張るので応援よろしくお願いします」と年末の出撃を志願した。