加藤豪将

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 今季限りでの現役引退を電撃表明した日本ハム・加藤豪将内野手(30)が10日、ブルージェイズのフロントに転身することをXで明らかにした。

 加藤は「プロ野球選手としての現役生活を終え、新たにトロント・ブルージェイズのフロントに加わることになりました。温かい応援、本当にありがとうございました。新たなステージでも精一杯頑張ります!」(原文ママ)とポストした。

 3日に今季限りでの現役引退を電撃表明した。米国からやってきた逆輸入戦士はNPBでの2年間を振り返り「応援し支えてくれたファンの皆さん、ありがとうございました。ここまで来られたのは家族やチームメート、監督、コーチ、球団の方々、ファンの皆さんのおかげです」と球団を通じてコメントした。

 新庄監督が「即戦力」と獲得を熱望し、22年ドラフト3位で入団した。昨年5月には日米初アーチから2打席連発。6月にはデビューから10試合連続安打を記録し、73年ぶりにNPB新人記録(2リーグ制以降)に並んだ。ボスも思わず「担当スカウトは誰?」と自賛するほどのセンセーショナルな1年目だった。

 今季は新戦力の台頭によって28試合と出場機会が激減。レイエスのDH起用や水野の急成長で内野の争いが激化した。4月下旬からは14試合、30打席連続無安打と不振に陥り、終盤は守備でも精彩を欠いた。