スポニチ

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 オリックス・吉田が来季の飛躍へ“独り立ち”を宣言した。加入1年目の今季は自身2度目の50登板到達。同じ秋田出身で加入前から気にかけてもらった中嶋監督、投球フォームなど技術面で多くの助言を受けてきた中垣巡回ヘッドコーチが退任し、「挑戦」と位置づける来季の目標を60登板に設定した。

 「今年は凄くサポートしてもらって、見てもらいながらやって(技術を)覚えた。来年は調子の悪い時のパターンを自分で考えながら、完全に自立したシーズンにしなきゃいけない」

 9月28日の楽天戦で負傷降板し、疲労骨折していたという右肘の回復も順調。恩師から授かった教えを完全に自分のものにするために、「繊細に自分の変化を感じたり、もっと今より野球にかける時間を多くして、やっとできるかできないか」と危機感を募らせた。 (阪井 日向)