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日本麻酔科学会(⼭蔭道明理事長)は10月16日、一部のメディアで静脈⿇酔薬が娯楽やいたずらの⽬的で使⽤される場⾯が近年⾒受けられるとして、「⿇酔薬をいたずらに使⽤する⾏為は、極めて不適切であり、⽇本⿇酔科学会として断じて容認できるものではない」とする理事長声明をホームページで公表した。

●「⽣命に危険を及ぼす可能性があります」

「静脈⿇酔薬プロポフォールの不適切使⽤について 」と題する声明では、静脈⿇酔薬は、「呼吸抑制のリスクを伴うため、必ず⼈⼯呼吸管理が可能な環境で使⽤される必要があります」と指摘。マイケル・ジャクソン⽒の死亡事故を例に挙げ、「適切な医療管理が⾏われない場合、⽣命に危険を及ぼす可能性があります」と警鐘を鳴らしている。

「⿇酔薬をいたずらに使⽤する⾏為は、極めて不適切」と⽇本⿇酔科学会としては断じて容認できるものではないとし、「誤った使⽤を強く⾮難し、⿇酔科医ならびに関連する医療従事者には、厳格なガイドラインに従って静脈⿇酔薬を適切に管理し、いかなる場合にも不適切な使⽤を避けるよう強く要請いたします」と訴えた。